ユーロ圏の3月景況感~今後のユーロ相場への影響は?

2017/03/28
  1. 3月のIFO独企業景況感指数は前月比+1.2ポイント、他のユーロ圏の景況感指標も好調です。
  2. 在庫環境はさらに改善、製造業の業況改善余地が膨らんでおり、内需業種への恩恵が期待されます。
  3. 世界的に景気が持ち直す中、ユーロ圏の景気回復も鮮明化してきており、ユーロ相場には追い風です。

製造業が先導

27日、独IFO研究所が発表した3月の独企業景況感指数は、前月比+1.2ポイントの112.3でした。16年前半を直近の底にした業況の改善が続いています。特に、16年後半以降は、世界的な景気回復を背景に製造業の改善が目立ちます。ちなみに、ZEW景況感指数やセンティクス経済信頼感指数といった、企業以外(アナリスト、投資家等)を調査対象とした指標も改善しています。

製造業の業況改善は、在庫環境がさらに改善したことが背景にあると見られます。下右図は、Eurostat(EU統計局)が発表する「鉱工業信頼感指数」を構成する、受注指数と在庫指数の差(対前年同月差)を示しています。これによると、良好なドイツだけでなく、フランス、イタリアも在庫環境の改善を示すプラス圏にあり、今後の生産増加が示唆されます。足元では、小売業など、内需業種の業況改善が一服していますが、今後、製造業の業況改善の恩恵が及ぶと期待されます。

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底堅さ増すユーロ

ユーロ相場は対ドルで堅調です。EU(欧州連合)懐疑勢力の勢いが一服していることへの安心感もありますが、ユーロ圏の景気回復が鮮明化していることも要因と思われます。

景気回復の鮮明化で、金融緩和縮小の観測が強まり、先行き金利上昇期待もあいまって、ユーロは今後、底堅さを増すと思われます。

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