インドの金融政策~高額紙幣廃止も景気堅調維持

2017/02/09
  1. 政策金利を6.25%に据え置きました。高額紙幣廃止の影響が一巡しつつあることで様子見継続です。
  2. インフレ率は約2年ぶりの低水準です。高騰するリスクは残るものの、ほぼ目標圏内にとどまりそうです。
  3. インドの高成長に対する信頼感は高く、通貨ルピーと株価共に、今後も底堅く推移すると期待されます。

粘り腰の景気に利下げの必要性遠のく

RBI(インド準備銀行)の金融政策委員会は8日、政策金利のレポ金利を6.25%に据え置きました。昨年11月に実施した高額紙幣の廃止が企業活動を停滞させ、利下げ観測も出ていましたが、PMIが1月に上昇に転じ、新紙幣の供給も進んだことから、影響は一巡しつつあると判断されました。

インフレは鈍化しています。12月のCPIは前年同月比+3.41%と14年11月以来の+3%台前半となりました。安定した気候で、農産物の価格が安定したことが影響しました。RBIは、気候変動による食料高騰や、所得増加で食料以外のインフレが進行するリスクを指摘していますが、16、17年度(日本と同じ4-3月)共に、インフレ率は目標レンジ(+4±2%)内にとどまると予想しています。

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経済への高い信頼感で素早い相場回復

高額紙幣廃止の影響で通貨ルピーと株価は一時下落したものの、年明け後は反発し、対ドル相場と代表的株価指数のセンセックス指数は、廃止前の水準を取り戻しています。

RBIは、景気減速は一時的で、17年度は7%台の成長ペースを取り戻すと予想しています。経済の成長性に対する信頼感は高く、通貨、株価は、今後、底堅く推移すると思われます。

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