12月の鉱工業生産について(日本)

2017/01/31
  1. 12月の生産指数は前月比+0.5%でした。通信機器減少を自動車、化学、電子部品が下支えしました。
  2. 輸出の回復傾向、在庫調整の進捗が継続的な生産の増加を支えており、目先も堅調な見込みです。
  3. 企業業績が好調さを取戻し、設備投資が回復しつつあることも生産を押し上げると期待されます。

増産に適した環境下で素直な生産増加

本日、経済産業省が発表した12月の鉱工業生産指数(速報)は前月比+0.5%でした。携帯電話の生産が減少(同-10.7%)したものの、輸送機械工業(同+2.0%)、化学工業(除く医薬品、同+1.8%)、電子部品・デバイス工業(同+2.0%)など高ウエイトの産業での生産が引き続き堅調で、全体を下支えしました。

生産予測指数は1月は前月比+3.0%、2月は同+0.8%と増加傾向が続くと見込まれています。海外景気の持ち直しで、輸出の回復傾向が続いているほか、在庫管理も慎重なことが目先の堅調な予測につながっていると見られます。

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成長ドライブがいよいよ生産を押し上げる?

生産を取り巻く環境の良し悪しを見る出荷・在庫循環図によると、11月以降、予期せざる在庫減少(出荷増&在庫減)の局面にあり、生産の増加傾向は中長期的にも続く可能性が高まっています。

こうした流れを支える動きとして、企業業績がここにきて改善してきたことで、設備投資の回復が鮮明化したことが挙げられます。鉱工業統計の中で、設備投資の状況を推し量ることができる「資本財出荷」を見ると、4~6月期以来、3期連続で前期比増加しています。企業の設備投資は成長のドライブ役であり、ここが機能し出すと、生産は長期かつ安定した増加傾向となる可能性が高まります。循環上の環境の良さとあいまって、生産は押し上げられることが期待されます。

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