16年10-12月期GDP速報(米国)

2017/01/30
  1. 実質GDP成長率は前期比年率+1.9%でした。好調だった7-9月期の反動の面が大きいと見られます。
  2. トランプ政権による拡張的財政政策が景気を押し上げ、1718年は+2%台の成長が続きそうです。
  3. 現時点では、利上げは年2回、ドル・円相場は1ドル110円台を中心とした推移を予想しています。

+2%台の成長ペースが続くと予想

1月27日、米商務省が発表した16年10-12月期の実質GDP成長率は前期比年率+1.9%でした。わずかに+2%を割り込みましたが、好調だった7-9月期に対する反動の面が大きいと見られ、2四半期平均では年率+2.7%と堅調です。

減速方向に寄与したのは主に純輸出でした。食品、自動車を中心に輸出が伸び悩んだ一方、輸入は資本財、消費財(除く食品・自動車)が堅調でした。むしろ内需好調による輸入増加と見られ、内容は悪くありません。す。また、設備投資が機械、知的財産中心に底堅かったほか、金利上昇期待を背景に住宅投資も駆け込みと見られる動きがありました。なお、17、18年については、現時点ではトランプ政権による拡張的財政政策による景気押し上げ効果によって、+2%台の成長を達成すると予想しています。

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為替、長期金利は「レンジ相場」へ

トランプ政権が掲げる経済政策の効果に対する期待で、昨年末にかけてドル高・円安、長短金利上昇が進行しました。これに対して、17年は、ドル・円相場、長期金利共に、現状水準前後で推移する「レンジ相場」に移行していくと予想しています。

利上げは年2回を予想しています。ドル高によるインフレ抑制効果もあり、インフレ率の上昇が緩やかと予想されるためです。市場は年2~3回の利上げをほぼ織り込んだと見ています。ただし、経済情勢が基本的に良好なことから、大きくドル安・円高、長期金利低下に転じるリスクは小さいと見込んでいます。

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