6月の雇用統計について(米国)

2016/07/11
  1. 非農業部門雇用者数は前月比+28.7万人でした。おおむね15-20万人の増加ペースが続いています。
  2. 失業率は前月比+0.2ポイントの4.9%でした。非労働力からの就職活動開始増加が影響しました。
  3. 民間企業時間当たり平均賃金は前年同月比+2.6%と堅調、徐々にインフレ率を押し上げそうです。

労働需給がひっ迫化していることを受けた動き

7月8日に米労働省が発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比+28.7万人でした。増加幅が急減した5月は速報の+3.8万人から+1.1万人へ下方修正されましたが、今回の大幅増加で、順調な増加ペースが維持されていることが示されました。1-6月平均は+17.2万人、前年同期の+22.0万人と比べれば減速していますが、おおむね15-20万人程度の増加ペースです。

失業率は前月比+0.2ポイントの4.9%でした。就業者数の前月比+6.7万人に対し、失業者数が同+34.7万人でした。これは、労働需給がひっ迫していることを受けて、新たに就職活動を始めた人が増えたためと見られます。非労働力人口の中の潜在的な求職者が同-23.1万人となっていることからも、それがうかがわれます。

201607111

パートタイム労働者比率低下が賃金押し上げ

雇用のたるみが再び縮小し、広義の失業率-失業率は前月比-0.3ポイントの4.7%でした。実質的な雇用環境改善も維持されています。

また、民間企業時間当たり平均賃金は前年同月比+2.6%と今年最高に並びました。賃金率が低いパートタイム比率が下がったことが賃金の伸びを押し上げたと見られ、所得水準の底上げが着実に続いていることが示されました。CPIコア指数(前年同月比)は、15年11月以来7カ月連続で+2%台に乗せ、賃金伸び率の+2%台乗せにやや遅れて推移しています。今後も、賃金増加続くことで、徐々にインフレ率が押し上げられていくと期待されます。

201607112

201607113

アムンディ・マーケットレポートはこちら

http://www.amundi.co.jp/report/list.html

アムンディ・ジャパン株式会社
アムンディ マーケット・レポート   アムンディ・ジャパン株式会社
グローバル経済、金融政策、マーケットなどの動向、展望を、投資家の皆様に向けてタイムリーに分かりやすく解説します。本体であるアムンディ・パリからの経済、市場等の見通しも随時ご紹介します。
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料ではありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。

アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会

コラム&レポート Pick Up