トルコ、今年4回目の上限金利引き下げ

2016/06/22
  1. トルコ中央銀行(TCMB)は、限界貸出金利を9.5%から9%へ引き下げました。今年4回目です。
  2. 生活必需品などを中心にインフレが落ち着きつつあり、引き締め気味ながらその度合いを緩めています。
  3. 通貨リラは対ドルでは安定しています。対円は、ドル・円相場が落ち着けば持ち直しも期待されます。

金融政策改革がインフレ安定化でスムーズ

トルコ中央銀行(TCMB) は21日の金融政策委員会で、政策金利を7.5%に据え置き、上限金利の限界貸出金利を9.5%から9%へ引き下げました。TCMBは金融政策の透明性向上を進めており、今年は上限金利を4回引き下げました。

上限金利の積極的な引き下げには、ここにきてインフレがさらに落ち着く方向にあることも追い風となっています。5月のCPIは前年同月比+6.58%で2カ月連続でインフレ目標(+5±2%)の範囲に入っているほか、高止まりしていたコア指数も同+8.77%と、7カ月ぶりに+9%を割りこみました。食品、衣料、家庭用品など、生活必需品を中心に落ち着いています。TCMBは現在の政策スタンスは依然引き締め気味としていますが、その度合いを改革と合わせて着実に緩めてきています。

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経済情勢の良好さがリラの下支え要因

リラは、政局不安から5月月初に急落したものの、昨年後半から見ると1ドル2.9リラを挟んでおおむね安定しており、経済情勢の良さがリラを下支えしていると見られます。また、上限金利を引き下げているとはいえ、9%という金利水準は高く、金利面での投資妙味もあります。

一方、対円相場は年初来安値の1リラ36円前後で推移しています。対円相場の下落は、ほぼ100%ドル安・円高の影響であり、ドル・円相場に振らされてきました。しかし、年後半には米国経済の底堅さを受けて利上げの現実味がより増し、ドル・円も相場も底堅くなってくると思われ、リラの対円相場は持ち直す局面が出てくると期待されます。

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