ブラジル、5会合連続で政策金利据え置き

2016/03/03
  1. 31-2日の金融政策委員会(Copom)では、政策金利は据え置きでした(14.25%、5会合連続)
  2. 景気後退、インフレ加速が同時進行するなか、双方をにらんだ中間的なスタンスとなっています。
  3. 商品市況の下げ止まり、年後半のインフレ鈍化予想から、レアルは底堅さが増してくると見られます。

引き続き中間的な政策スタンス

ブラジル中央銀行(BCB)は3月1-2日に開いたCopomで、政策金利のSELICレートを14.25%に据え置きました。昨年9月の会合以降5回連続の据え置きです。前回に続き、8名中2名の委員が0.5%の利上げを主張しましたが、景気にも配慮する中間的なスタンスを維持しました。

依然としてインフレが加速しています。2月CPI(速報)は前年同月比+10.84%と、2ケタが続いています。食品・エネルギーを除いたコア(推定)で見てもインフレ目標上限の+6.5%を上回っています。ただし、年後半には景気後退の影響がインフレ率を押し下げ、16年は+8%程度まで鈍化してくると予想されます。一方、景気については、足元が最悪期と思われますが、マイナス成長は当面は続くと見込まれ、厳しい状況に変わりありません。

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商品市況が安定してきたことは新たなプラス要因

ブラジルレアル相場は景気後退とインフレ加速が並存する厳しい経済環境に陥っているのに加え、新興国経済全般への不安感も手伝ってこれまで下落してきました。

ルセフ大統領の弾劾問題による政権運営の行き詰まりはマイナス要因ですが、市場では織り込みが進んでいます。今後、インフレ沈静化の動きが見えてくれば、高金利が投資妙味となりレアル下支え要因となり得ます。また、原油価格底打ちの気運が高まり、商品市況が幾分安定してきています。これは、新興国経済に対する不安感後退に通じており、レアルは底堅さを増してきそうです。

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