AM One「柏原延行」の Market View #115 チャイナ・ショックは再来するのか(その2)?

2018/07/06

皆さま こんにちは。

アセットマネジメントOneで、チーフ・グローバル・ストラテジストを務めます柏原延行です。

本コラムは、2018年7月5日付「#114 チャイナ・ショックは再来するのか(その1)?」の続きです。中国株式市場、人民元市場が注目を集めていると考えているため、2日連続でお送りさせていただきます。

  • 前回のコラムでは、チャイナ・ショックの再来を懸念する投資家も存在するように思われる中、改めて、2015年のチャイナ・ショックを振り返った。
  • チャイナ・ショックにおいては、①極めて短期間に株価が大きく下落したこと、②外貨準備の減少傾向が鮮明になり資本流出懸念が発生したことが重要であったと考えていることをご説明した。そして、前回と異なり、今回は、直前に株価が急上昇していないにも関わらず、年初来の上海総合指数は、約17%下落しており、貿易、知財問題の中国への影響を市場が相当心配していることの表れであると考えていることも説明した
  • 今回のコラムでは、2015年のチャイナ・ショックのもうひとつの重要要素である資本流出懸念の側面から、当時の状況を振り返り、現在の状況との類似点・相違点を整理する。当時の資金流出、人民元安懸念は、外貨準備減少の影響を受けたものと思われる(図表1ご参照)。
  • 資本流出には引き続き注意が必要であるが、人民元の下落という現象に注目した場合、人民元安が中国から米国に輸出する際の(米国民が負担する)関税コストを緩和する側面があることにも目配りする必要があると考える。

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