AM One「柏原延行」の Market View #114 チャイナ・ショックは再来するのか(その1)?

2018/07/05

皆さま こんにちは。

アセットマネジメントOneで、チーフ・グローバル・ストラテジストを務めます柏原延行です。

来週は、投資信託のお客さまと、合計2回セミナーでお会いさせていただく予定です。会場に足をお運びいただく予定の皆さま、暑い時期ですので、気を付けてご来場ください。

皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

  • 我が国株式の軟調推移の理由として、中国株、及び人民元の軟調推移(図表1、2)が取り沙汰されるようになり、一部には、2015年に発生した「中国の景気減速懸念、及び中国株大幅下落を起点としたグローバルな市場の混乱(いわゆるチャイナ・ショック)」の再来を懸念する投資家も存在するように思われる。
  • そこで、チャイナ・ショックを改めて振り返るとともに、今回の環境との類似性を検証する。チャイナ・ショックにおいては、①極めて短期間に株価が大きく下落したこと、②外貨準備の減少傾向が鮮明になり資本流出懸念が発生したことが重要であったと考えている。
  • 株価の大幅調整については、今となっては、単に下落前の上昇率が高すぎた(いわゆるバブル的状況であったと思われる)ことに起因するように感じる(図表1)。また、資本流出懸念は、外貨準備が減少傾向に転じたことに、過度に反応した面があると思われる。
  • 今回は、直前に株価が急上昇していないにも関わらず、年初来の上海総合指数は、約17%下落しており、貿易、知財問題の中国への影響を市場が相当心配していることの表れであると考える。

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