AM One「柏原延行」の Market View #99 仮に、100円超の円高が進展した場合の対応策は(その2)?

2018/03/19

皆さま こんにちは。

アセットマネジメントOneで、チーフ・グローバル・ストラテジストを務めます柏原延行です。

前回の(その1)では、2014年に約4兆円まで落ち込んだ経常収支の黒字額は、2015年に約16兆円、2016年に約20兆円、2017年(速報)に約22兆円と、基調として経常収支の黒字額が増加しており、この動きは(理屈としては)外貨安・円高要因(実需の円高要因と呼ばれることがあります)となることをご説明しました。

一方で、この期間に必ずしも米ドル安・円高になっていないことをお話した上、2017年では、経常黒字の変化と比較して、米国と日本の金利差に対する思惑が、一層為替の決定要因として強かったと考えていることもご説明させていただきました。

わが国では、2019年10月には消費税率の引き上げが予定されており、引き上げを実施するか、否かの最終判断は、2018年末頃に行われる可能性が高いと思われます(公文書の書き換え問題が影響を与える可能性があります)。このような環境の中で、米ドル/円で100円を超えるような円高が発生した場合、(実際の企業収益は一定程度底堅いと私は考えますが)企業が発表する2019年3月期の業績予想は保守的なものになることに加え、市場や消費者、企業の心理に悪影響を与えることは明白です。

したがって、秋の自民党総裁選から2018年末頃にかけては、企業収益の悪化観測の発生やこれに伴う株価の下落を防ぐ誘因が政府にあると考えることは自然であり、100円を超えるような円高が進展した場合に、わが国の政府や日銀はなんらかの対応策を打ち出すと考えます。

私が思うに、円高対策には、3つの手段があり得ると考えます。

続きはこちらから

AM One「柏原延行」の Market View 過去分

 アセットマネジメントOne ホームページ

アセットマネジメントOne株式会社
AM One「柏原延行」のMarket View   アセットマネジメントOne株式会社
運用会社に勤務して、はや25年を超えました。遊び心も忘れずに、皆さまのお役に立てるコラムをお届けしたいと考えます。
【ご注意事項】
・当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が作成したものです。
・当資料は、情報提供を目的とするものであり、投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません。
・当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その内容の完全性、正確性について、同社が保証するものではありません。また掲載データは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
・当資料における内容は作成時点のものであり、今後予告なく変更される場合があります。
・投資信託は、預金等や保険契約ではありません。また、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。加えて、証券会社を通して購入していない場合には投資者保護基金の対象ではありません。
1.購入金額について元本保証および利回り保証のいずれもありません。
2.投資した資産の価値が減少して購入金額を下回る場合がありますが、これによる損失は購入者が負担することとなります。

コラム&レポート Pick Up