AM One「柏原延行」の Market View #85 少し立ち止まって、割安・割高を考える(その2)

2017/12/04

皆さま こんにちは。

アセットマネジメントOneで、チーフ・グローバル・ストラテジストを務めます柏原延行です。

本コラムは、2017年11月20日付「少し立ち止まって、割安・割高を考える(その1)」の続きです。

(その1)では、企業がお金を貯め込んでいることは企業価値(=株価)に影響を与えることをご説明した上、予想PER以外のバリュエーション指標として、株価純資産倍率(PBR: Price Book-value Ratio)をご紹介しました。 PBR1倍割れは割安であると思われることをご説明した上、何倍からが割高であるかについて、水準自体から判断することは困難と考えるため、まずは他の市場(or銘柄)との比較で割高、割安を考えてみました。

結論として、日経平均株価とNYダウ工業株30種平均(以下、NYダウ)のバリュエーションを比較すると、予想PERは19倍前後とほぼ同じである一方、PBRでみると日経平均株価は、NYダウと比較して、半分程度に留まっている(日経平均株価が割安)との状況をお伝えしました。

今回のコラムでは、(海外市場との比較ではなく)日経平均株価のPBRを過去と比較することで、現在の株価の割高・割安を評価してみたいと考えます(時系列分析と呼ばれます。これに対して、現時点での他の市場(or銘柄)との比較はクロスセクション分析と呼ばれます)。

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