AM One「柏原延行」の Market View #75 労働分配率の低下を考える(その3)

2017/10/02

皆さま こんにちは。

アセットマネジメントOneで、チーフ・グローバル・ストラテジストを務めます柏原延行です。

今回のコラムは、2017年9月19日付「労働分配率の低下を考える(その2)」のつづきです。

(その2)まででは、我が国の労働分配率が約46年ぶりの低水準となったことをご紹介しました。そして、労働分配率の低下が意味するものは、企業の利益環境と比較して、労働者の取り分(賃金)の上昇ペースが鈍いことを示すことをお話したうえ、(その1)で企業の利益環境が絶好調といっていいほど良好であることをご説明しました。

(その2)では、「企業の利益環境が絶好調」、かつ「失業率が3%程度まで低下し、労働供給がひっ迫」していると思われる日本において、なぜ、賃金の上昇ペースが鈍いかは、「労働経済学上の大きな謎」と思われること、及び、この謎について気鋭の労働経済学者などが論考されている「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか:慶應義塾大学出版会」のご編者である玄田有史東京大学教授が指摘される7個のポイントをご説明しました。

そして、7個のポイントの中から、経済・投資環境の正確な把握と予測が仕事で、現時点での鈍い賃金上昇ペースが、「今後も継続するか、否か」に興味が集中する私としては、「①労働市場の需給変動」、「②行動経済学」、「⑤正規・非正規問題」 などの考え方(ポイント)から、賃金上昇ペースが変化する可能性があるか、否かが重要であると考えていることをお話させていだきました(この際には、賃金に大きな決定権を持つ企業経営者の視点から考えることも重要であると思われます)。

それでは、以下、本日のコラムにはいります。

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