AM One「柏原延行」の Market View #54 堅調な中国景気は継続するか?

2017/04/24

皆さま こんにちは。

アセットマネジメントOneで調査グループ長を務めます柏原延行です。

4月17日発表された中国の2017年1~3月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6.9%増と1年半ぶりの高い伸びとなりました。これは政府目標の「6.5%前後」の成長率を上回る数字でした。

中国のGDP統計の信頼性に関しては、様々な議論があることは皆さまもご承知の通りですが、弊社の中国担当エコノミストである長邦彦は、①電力使用量などの中国が発表するデータや②中国以外の国が発表する対中貿易データなどを分析した結果、足元の成長率は「6.9%」を上回って推移していると判断しています。

まず、電力使用量などから算出される李克強指数は、李克強国務院総理(首相)が重視するといわれる有名なもので、皆さんもどこかで、このデータをみられていると拝察します。この指数を見ると、2015年を底に急速に回復しており、公式GDPが年7.9%成長を達成した、2012年の数値を上回っていることがわかります。

次に、(中国の統計に頼らずに、)中国以外の国の対中貿易データでみても、こちらも李克強指数同様、急回復しており、少なくとも足元の景気は順調であるようです。

そこで、今回のコラムでは、現在の堅調な中国景気は継続するか、否かを考察したいと考えます。

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