増田経済研究所黄金銘柄リスト「鉄板」一覧

2014/06/30

【黄金銘柄リスト「鉄板」銘柄、リスト掲載以来の高パフォーマンス順】

(黄金銘柄リスト A~パフォーマンス順)
DDS 146.3%
アルチザネット75.0%
ディップ 79.0%
アイフル 47.5%
クラリオン 26.6%

以下各表詳細割愛。
詳細は増田経済研究所まで。

【マクロ分析】

▼この膠着状態に決着がつくか。
ずっと膠着状態のドル円、米長期金利については、すでにこれまで詳しく述べてきていますが、再び今週中盤から下降し始めています。
米長期金利が2.5%台へ低下。(ドイツは1.24%、フランスは1.57%いずれもこの1年で裁定水準)
ドル円は、200日移動平均線101.70円を割り込んでしまいました。
101.20円台ですから、これは3月以来の膠着状態の下限ですから、非常にきわどい状況です。
膠着状態はいつまでも続きません。
日米株式市場のボラティリティは歴史的な低水準になっていますから、早晩どこかでお怒いくブレます。
ブレるということは、当然上か下かということになりますが、目先は下ブレする季節的な要因が考えられるので、注意が必要です。

▼6月中間期末、7月上半期スタート。
今週から、来週にかけて、中間折り返し地点となります。
とくに外人がどういうポジションをとってくるかが最大の眼目です。
しかも、日米ともに決算発表シーズズンを控えています。
東京市場は、ドル円が上昇しないという環境下でよく15000円台まで戻してきたわけですが、
先物の積極的な売り仕掛けは、信託(年金)などの断続的な買いによって、ほぼ思惑が消されてしまっていました。
が、ここへきて、年金の買いが一巡したのではないか、という観測から、投機筋による売り仕掛けが入ったようです。
そうなりますと、膠着状態からスムーズに上値を取りに行くブル局面に入る確率よりも、いったん下ブレする屈伸運動が入る確率が高くなってきます。
また、米国市場が7月4日の独立記念日休場ですから、3連休となるため、雇用統計発表は異例の3日木曜日発表です。
タイミングとしては、いつもと違い、日本は週をまたがず、雇用統計の結果を受けた週末金曜日の相場た立つわけです。
一目近郊表の日柄では七夕前後が変化日ですから、このへんから、来週明けというのは、一番重要な局面を迎えることになりそうです。

▼欧米の株安は、日本株にとってはとんだとばっちり。
日本には特別に下げる要因というものが見当たりません。
従い、下ブレするとしたら、円高に振れることであり、それはとりもなおさず、欧米株式相場が調整する場合でしょう。
つまり、東京市場は、欧米が下がれば、この外部環境の急変に狼狽することによる、とばっちり的な下げ方になるでしょう。
従い、その下げが出た場合には、当然買いで良いということになります。
なぜなら長年日本が苦しんできた相場と違い、ドル円でなくとも買い手がつねに存在する需給関係になっているためです。

▼米国債と米国株は、違うものを見ている。
どうも、米国債と米国株はまったく別のものを見て動いているようです。
米国債は、木曜日の夜個人支出が弱かったということから、消費活動の低迷予想、しかも、賃金がなかなか上がらないということを想定して、来週の雇用統計発表前に、警戒的に米国債が買われ、長期金利低下となってきていたようです。
一方、株式市場のほうは、雇用統計は強いと見ている向きが多いでしょう。
労働賃金が上がらなかったのは、若年層が寒波の影響で一気に職を失い、一気に戻ってきたということで、失業率が低下したものの、賃金には押し下げ効果になってしまい、なかなか賃金が上がらないと解釈しているようです。
この見方の違いは、来週の雇用統計で結論がでるでしょう。
個人的には、若年層復帰によって、今後はノイズがありませんから、相応の失業率の低下が、労働賃金上昇にそのまま反映されてくることになると思っています。
つまり、長期金利の上昇です。

【黄金銘柄リスト】
ここからサマーラリー想定にあわせて、黄金銘柄リストも大きく銘柄数を減らしました。
母集団は46銘柄。
これまで日経平均で15000円までの戻り相場は、ほぼ全面高。銘柄選択にそれほど腐心しなくとも、パフォーマンスはなんとかなった局面です。
しかし、銘柄の選別色はすでに今週中盤辺りからかなり鮮明になってきていますので、ここから先の上昇局面では、銘柄にかなり明暗が別れる可能性があります。
黄金銘柄リストも、かなり横断的に銘柄を増やしてきましたが、機関投資家が買いやすい銘柄を中心に、母集団を整理する必要があると判断したためです。

▼思惑、観測無視。ひたすら、事実としてのデータが良好であるものだけを抽出。
この母集団の整理は、ただ単純に、わかっている事実(つまりデータ)が明確に良好なものばかりだけにしようというものです。
思惑や観測は、いくらでもできるのですが、数値として定量的に判断できないものが多い銘柄は、すべて除外しました。
PEGが低いこと(1倍以下)、ROEが高いこと(10%以上)が主な点です。

(PEGとROE、成長性と効率性)
PEGでは、USENのように高いものが含まれていますが、USENの場合はROEがなんといっても36.6%ですから、きわめて高いので、許容しました。
逆に、ROEが日経平均構成銘柄平均の8%台を割っていても、大きな違いでなければ、PEGが非常に低ければ、やはり許容しています。

(週足の出来高増大傾向)
一応、今後のこともあるので、週足ベースでアベノミクス相場で、顕著に増大傾向がみて取れる銘柄についても、チェックを施しています。

(月足、ないしは週足のチャートパターン)
原則として月足が(場合によっては週足)、長い持ち合いからブレイクしてくる展開となっているチャートパターンばかりを抽出しました。
中には、そうではなく、大きく長い調整局面からの明確な戻り相場に入っているチャートパターンのものもあります。
いずれにしろ、見て一見して、流れがわかりやすいチャート形状のものだけにしています。
異色なものは、唯一シャープだけでしょう。
一貫した下降トレンドから、ボトムアウトしたかどうか、というところに位置しており、他がすべて基本的には上昇トレンドに入ったものと、明らかに違います。
が、あえてここはデータが良好であるため、一つだけ黄金銘柄の母集団に、日本の復活の象徴的な銘柄として、定点観測的な意味合いもこめて、組み入れています。

▼6月末~7月初旬で、ポートフォリオを組む。
ここから、米長期金利・ドル円が下ブレしたとして、目算では来週・再来週でポートフォリオをあるていど構成すればよいでしょう。
これまでの保有株のうち、パフォーマンスが劣化したものを処分し、新規あるいは買い増しを試みるタイミングになろうかと思います。
現状では、「絞込み表」銘柄がわずかに9銘柄、「コア銘柄」はわずか4銘柄です。
まだ下ブレの序章ということも考えられるわけですから、焦らずにいきましょう。

▼黄金銘柄リスト、「鉄板一覧」。
これは、一つの考え方です。
先述通り、ここから銘柄を絞り込んでいく場合、なにより機関投資家頼みの相場ですから、内外問わず彼らは、説明責任を問われます。
従い、データ的に裏付けのある、買い入れが正当化できるという要件が非常に重要になります。
黄金銘柄の数を減らしたとはいえ、まだまだ多いため(今後、また増えるでしょう)、使い勝手と効用を考え、データに弱点がほとんど無い銘柄だけを絞り込んでみました。
ここから1ヶ月、2ヶ月の相場です。
できるだけ、データがはっきりしているものだけを、上昇率ランキング上位の常連銘柄から選んでみたわけです。
いわゆる「鉄板」銘柄です。
合計で、23銘柄です。
ここまで絞り込めば、それぞれの3日足のピンク・ブルーだけ、判断をしていけばよいわけですから、かなり定点観測するにも、ポートフォリオの入れ替えにも、利便性が高くなるのではないか、と思います。
ちなみに、このうち、JPX400に組み入れが取りざたされているのは、アイフル、沖電気、アコム、オリンパスの4銘柄です。

▼黄金銘柄リストは、今後「鉄板」銘柄だけでフォロー。
ここからは、あまり母集団が多くても、目移りするだけでしょう。
従って、黄金銘柄リストも、上記の「鉄板」だけでフォローしていくこととします。
つまり、わかっているデータが完備していること。それらに、かなり高いハードルを課して母集団そのものを、かなり限定させようと思います。
週明け以降も、銘柄は増えるかもしれませんが、徹底してこの厳しいハードルで選択しようと思います。
投資や相場は、わからないことだらけです。すべてが予想の範囲でしかありません。
従って、わかっていることができるだけ、確かなデータであるものを優先させるべきでしょう。

以上

増田経済研究所
コラム   増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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