ポケットカード(8519)持続的な利益率の向上

2014/01/29

ファミマTカード事業(有効会員数の増加を通した顧客手数料の拡大など)を成長戦略の核とするポケットカードでは、顧客手数料の拡大が営業収益の増加に大きく寄与している一方、営業費用が漸減しているため、営業利益率が持続的な向上傾向にある。リボ払いを前提としているファミマTカードの有効会員数の増加が、リボ残高の増加につながり同社が受け取る顧客手数料の増加に大きく寄与している。一方、金融費用及び貸倒関連費用などが減少しており、これが同社の営業費用を漸減させている。同社によれば、中長期的にも株式会社ファミリーマートとの連携強化を通し、ファミマTカードの有効会員数を継続的に拡大させ、同時に営業費用の増加を抑えることによって持続的に営業利益率を引き上げていきたいとのことである。2014年2月期第3四半期累計期間の営業利益率12.3%(前年比2.6%ポイント上昇)に対して、同社は、中長期的に営業利益率を20%以上に引き上げていくことを計画している。

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