Cominix<3173>営業基盤強化が進む柱の切削工具が牽引し業績は堅調

2018/07/11

営業基盤強化が進む柱の切削工具が牽引し業績は堅調
ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン  高田 悟

高度専門商社、商品力と在庫力、提案型営業を強みに成長
売上の大半を占める切削工具が柱。製罐業界向け中心の耐摩工具が続く。切削工具は工作機械に装着され、超高精度の金属加工を実現する超硬工具で最適な工具選びが加工速度や精度に大きく影響する重要な部材である。当社は主要かつ多彩なメーカーの商材に加え、国内に類似品のない海外商材を自社ブランドとして販売する。専門商社として圧倒的な品揃えをベースにユーザーの生産性向上、製造原価低減に寄与する提案営業が最大の強みであり、即納体制構築、直販と卸売の2 部門体制によるシナジー、国内外 営業体制・基盤強化などにより成長を図ってきた。

18/3 期はV 字回復、19/3 期は増収、2 桁営業増益を計画
18/3 期は前期比57.6%営業増益で着地。熊本震災や燃費不正問題などによる前期の低迷からの自動車業界向け販売回復、テクニカルセンター(東大阪市)本格稼働などによる新規取扱い商材の拡販や技術営業体制強化への貢献などにより、切削工具事業の業績が大きく上向いたことから大幅増益となった。なお、オリジナル商品の継続的な投入と比重増などにより粗利益率は前期の19.9%から20.3%へ上昇した。19/3 期は新商号の下、18/3 期比24.8%営業増益を計画。新たな業界向け開拓強化を図る耐摩工具事業以外の3 事業で増益を想定。切削工具事業の好調持続、海外事業の連続増益などが2 桁増益に貢献する。

テクニカルセンターが本格稼働、名古屋に物流拠点を新設
一昨年開設のテクニカルセンターが本格稼働し、顧客ベース増加や販売増に着実に貢献しているもようだ。本年7 月には名古屋ロジスティクスセンターが稼働し中部圏の深耕開拓が期待される。国内切削工具市場の拡大は限定的と見られるが、営業基盤の着実な強化、オリジナル商品投入継続、ブランド浸透などにより柱の切削工具のシェア向上が今後も見込めるため当社の成長余地は大きいと筆者は見る。なお、当社中期計画では19/3 期から3 期連続で2 桁営業増益を予想する。

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