ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>事業環境厳しく、今・来期は営業減益が続く見込み

2018/06/29

事業環境厳しく、今・来期は営業減益が続く見込み
アップデートレポート
(株)QUICK    永田 和子

加盟店舗数減に加え管理遊技機の開発本格化が利益を圧迫へ
構造改革などによる販管費削減で18/3期の連結営業利益は6期ぶりの高水準となる36億円へ急回復したが、QUICK企業価値研究所は今期23億円(会社計画12億円)、来期18億円と大幅な減益が続くと予想。2月の風適法規則改正でパチンコ・パチスロの出玉が一段と制限された(当面は旧規則機も混在)ほか、高射幸性パチスロの段階的撤去や受動喫煙対策に向けた法整備によりヘビーユーザーの離脱に加速がかかる公算が大きい。さらに、来秋の消費増税などホールの経営環境は厳しさを増しており、同社加盟店舗数も閉店・廃業による減少に歯止めがかからない見通し。今回の規則改正で規格づくりが盛り込まれた管理遊技機に係る研究開発本格化も利益を圧迫しよう。ただし、今期会社計画は極めて保守的と判断。研究開発費も管理遊技機開発が最終段階を迎えるとする会社想定ほど膨らむとはみていない。

管理遊技機登場が現実味を帯び、中長期成長の鍵として注目
同社が再び利益成長ステージに戻れるかの鍵を握るのが、専用ユニットを供給する管理遊技機の成否。IR推進で依存症対策が急務となる中、データ一元管理により依存症対策に資する管理遊技機が評価された格好。既に遊技機メーカー団体で機能面、コスト面など細部の検討が進んでおり、近い将来の管理遊技機登場が現実味を帯びてきた。最初は様子を見ながら導入が進むと予想され、専用ユニットの貢献が加盟店舗数減少影響をカバーできるか不透明。短期的に更なる構造改革が必要かもしれないが、長期的にはIR開業を前に依存症対策として管理遊技機への関心が高まり、徐々にホール内シェアを高めていく公算も。管理遊技機の原価低減で還元率を高め、遊びやすい「身近な大衆娯楽」が実現すれば、再びライトユーザーを惹き寄せる期待も大きく、管理遊技機の動向に引き続き注目していきたい。

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