新田ゼラチン<4977>従来予想を下回るものの、今期の業績は回復へ

2018/06/15

従来予想を下回るものの、今期の業績は回復へ

アップデートレポート
(株)QUICK 伊藤健悟

18/3 期は原料高で大幅営業減益に
18/3 期の連結業績は、売上高が前期比3%増の378 億円、営業利益が同32%減の11 億円、純損益が6.2 億円の赤字(前期は6.9 億円の黒字)で着地。コラーゲン素材事業は、国内やアジアでの販売数量増で増収となったものの、豚皮など原料価格の上昇と競争激化の影響が厳しく、大幅な減益に。フォーミュラソリューション事業も、食品材料や衛生材料用接着剤が堅調に推移して微増収となったものの、原料高で利益は振るわず、連結全体で営業利益は落ち込んだ。収益低迷の続いている米国子会社で減損損失を計上したことで、純損益は赤字に転落した。

原料高一服と拡販で今期は増益に
続く19/3 期の連結業績についてQUICK 企業価値研究所では、従来予想を売上高390 億円→380 億円(前期比1%増)、営業利益16 億円→12億円(同10%増)、純利益9.5 億円→9.0 億円(前期は6.2 億円の赤字)へ修正する。フォーミュラソリューション事業の中の接着剤事業を期中に合弁会社に承継するため、売上高、営業利益とも従来予想を下回るが、これを除く各事業はゼラチンやコラーゲンペプチド、食品材料などの拡販が進むとともに、原料高も一服して採算が改善し、増収、増益になる見通し。翌20/3 期は売上高が前期比5%増の400 億円、営業利益が同50%増の18 億円と、数量増と高付加価値化の進展による一段の業績拡大を見込む。19/3 期~21/3 期を対象とした中期経営計画では、フードソリューションなどコア領域を中心に高付加価値化に取り組み、最終年度の営業利益23 億円を達成したい考え。

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