日本動物高度医療センター<6039>1 8年3月期の減益は一時的、1 9年3月期はV字回復を期待

2018/06/04

18年3月期の減益は一時的、19年3月期はV字回復を期待
アップデートレポート
㈱ アイフィスジャパン   杉山 勝彦

18年1月の東京病院開業が収益に影響
2018年3月期連結業績は、会社側と筆者の直前予想を大きく下回り、2013年3月期に連結決算に移行して以来、初めての減益決算を余儀なくされた。これは18年1月に開業した東京病院の開業準備と立ち上がりの混乱による経費支出が想定以上に嵩んだためである。
東京病院のその後の診療活動は順調で、今2019年3月期業績に大きく寄与する見通し。新たな病院の開設に加え、連携病院からの患者動物の新規紹介も増えているため、今2019年3月期の初診件数は前年度比20%を超える見込み。この結果、2019年3月期の通期業績は、前年度比大幅な増益になる見通しで、V字回復が期待される。

市場環境は良好、連携病院制が効果を発揮
犬猫の飼育頭数は引き続き減少傾向にあるものの、平均寿命が延び高齢化が進んでいること、ペット保険への加入が伸びていること、などから、重篤患者動物の高度医療への受診件数は着実に増えており、高度医療を施す二次診療機関としての同社の診療活動に大きな問題は見当たらない。とくに、一般動物病院と提携した連携病院制度が定着、連携病院からの患者の紹介が着実に増えてきた。ただ、18年3月末現在の連携病院数は3,362病院と全国の小動物病院数の28.4%に達する一方、地域別にみると、病院が所在する関東地方と東海地方の2地域だけで連携病院全体の76%を占めており、西日本における連携率の低さが目立つ。2020年に開設が予想される大阪分院(仮称)の動向が注目されよう。

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