ユビキタス<3858>不採算事業譲渡、注力事業収益寄与で黒字化定着へ前進

2018/06/01

不採算事業譲渡、注力事業収益寄与で黒字化定着へ前進

ベーシックレポート
(株)QUICK 山藤  秀明

カーナビ等の組込みソフトウェアが主力
ネットワークに接続される様々な機器に搭載される組込みソフトウェア製品の開発および販売を主たる事業としている。主な対象製品はカーナビゲーションやOA機器、そしてホームエネルギー関連。ここ数年は企業買収で事業領域を拡大中。

エーアイを吸収合併。ユビキタスAIコーポレーションに改称
昨年4月に輸入ソフトウェアの販売などを手掛けるエーアイコーポレーション(以下、エーアイ)を買収したが、ユビキタスとの協業効果を強めるため、今年7月にエーアイを吸収合併する。社名もユビキタスAIコーポレーションに改称する。当研究所では「両社の協業効果の早期発現には合併は有効な手段」と指摘してきたため前向きに評価する。

今期は合併費用重いが7百万円の営業利益予想
18/3期の連結営業利益は4百万円。17/3期の286百万円の損失から290百万円改善。不採算事業の譲渡効果に加えて、カーナビゲーション用の組込みソフトウェアが顧客製品の量産化で収益寄与を高めてきた。QUICK企業価値研究所では「黒字化定着に前進した」と評価している。
当研究所では今19/3期の連結業績について、売上高は前期比4%増の2450百万円、営業利益は7百万円(18/3期は4百万円)を予想する。エーアイの新規連結効果一巡で増収率は大きく鈍化するが、利益率が高いカーナビゲーション用の組込みソフトウェアが増収を牽引する見込み。エーアイの吸収合併に伴う費用負担は重いが、組込みソフトウェアの増収で前期に続き営業黒字を確保するとみている。
来20/3期の営業利益予想は35百万円。売上高は前期比6%増の2600百万円の予想。エーアイの吸収合併効果で輸入ソフトウェア販売事業の増収率が高まるとみている。新規顧客の獲得が進んできたカーナビゲーション用の組込みソフトウェアも増収が続こう。会社側は次の成長に向けて人員増や研究開発の強化を図る方針ながら、エーアイの吸収合併費用が無くなることもあり利益水準は高まりそうだ。

 

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