沢井製薬<4555>米国USL が業績にも貢献、今期純利益予想を減額

2018/03/26

米国USL が業績にも貢献、今期純利益予想を減額
リサーチノート
(株)QUICK   真下  弘司

買収関連費用を吸収し3Q 累計は増収・増益
18/3 期3Q 累計の連結業績(日本基準)は、売上高が前年同期比15%増の1165 億円、営業利益は同7%増の191 億円。国内は低調に推移したが、17 年5 月末に連結子会社化した米アップシャー・スミス・ラボラトリーズ(USL)社が加わり2 桁の増収。のれん償却費21 億円や買収関連費用14 億円を吸収し営業増益。買収関連費用を除く営業利益は同15%増になる。セグメント別にみると日本は売上高が同2%増の1030 億円、営業利益は同4%増の187 億円。国内ジェネリック医薬品(以下、後発品)市場は16 年4 月の診療報酬改定において実施された後発品の使用促進策の効果が一段落するとともに医療現場での重複投薬や多剤投与の適正化の影響もあり、17/3 期下期以降、後発品の需要の伸びが鈍化。同社でも新製品および14 年以降発売の製品群は順調に推移したが、既存品や鹿島工場の受託売り上げが落ち込んだ。北米(USL の4 カ月分を計上)は売上高が135 億円、営業利益は4.1 億円だった。

米国税制改正の影響で今期純利益予想を減額
18/3 期通期の連結業績(国際会計基準)に関して会社は、売上収益が1688 億円、営業利益は237 億円、純利益は128 億円を計画。3Q までの業績は概ね想定通り推移しているとして売上収益と営業利益は17 年11 月公表の計画を据え置き。米国での税制改正の影響等により純利益を45 億円減額した。なお、当期から国際会計基準を任意適用する予定のため前期との比較はできない。
QUICK 企業価値研究所予想も見直した。18/3 期通期の連結業績は売上収益が1680 億円、営業利益は240億円で変更なし、純利益を176 億円→130 億円に引き下げた。3Q までの業績は概ね想定通り推移しており売上収益と営業利益は据え置き、会社計画と同様に米国税制改正の影響を新たに織り込み純利益は減額。続く19/3 期は売上収益が前期比9%増の1824 億円、営業利益は同10%増の264 億円で変更なし。18 年4月の診療報酬・薬価改定の影響は懸念されるが、USL の通期寄与や買収関連費用がなくなることもあり増収・増益を予想する。

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