新田ゼラチン<4977>ゼラチンの国内最大手。接着剤も手掛ける

2018/03/20

ゼラチンの国内最大手。接着剤も手掛ける

ベーシックレポート
(株)QUICK  伊藤 健悟

ゼラチンの国内シェア60%を占める
国内シェア60%を占める、ゼラチンの最大手。世界でも欧州などの大手に次いで5 位の地位を占める。コラーゲン素材事業として、食品やカプセル用などのゼラチンを手掛けるほか、栄養補助食品など向けのコラーゲンペプチド、ソーセージなど向けのコラーゲンケーシングなどを製造、販売。組織培養研究試薬など、ライフサイエンス事業も行う。フォーミュラソリューション事業では、デザートゼリーや惣菜向けの食品材料のほか、ホットメルト形、にかわ系接着剤などを提供。スマートフォン向けの高機能樹脂も製造している。

18/3 期3Q 累計の営業利益は原料高などで大幅減に
18/3 期3Q 累計の連結業績は、売上高が前年同期比4%増の283 億円、営業利益が同37%減の8.5 億円だった。コラーゲン素材事業では、食用のゼラチンやサプリメント用カプセルなどが好調に推移して増収となったものの、北米での原料価格上昇などの影響で大幅な減益に。フォーミュラソリューション事業は衛生材料用接着剤などの好調と生産性改善で業績を伸ばしたが、連結全体で減益を避けられなかった。

18/3 期は通期でも減益を見込むが、19/3 期は回復を想定
18/3 期通期の連結業績についてQUICK 企業価値研究所では、会社側と同様、売上高が前期比2%増の374 億円、営業利益が同32%減の11億円を予想する。通期でも、フォーミュラソリューション事業は堅調に推移しようが、コラーゲン素材事業は原料高が進む中での販売競争激化で採算が悪化し、通期でも業績が落ち込む見込み。
続く19/3 期の連結業績について当研究所では、売上高が前期比4%増の390 億円、営業利益が同45%増の16 億円を予想する。食用のゼラチンやコラーゲンペプチド、高機能樹脂などの販売が拡大するとともに、原料高影響も一巡して採算が改善し、業績は回復に向かおう。

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