三洋貿易<3176>1Qは順調に推移。当研究所予想を据え置き

2018/03/19

1Qは順調に推移。当研究所予想を据え置き
リサーチノート
(株)QUICK  中村  宏司

子会社の販売費増などにより1Q営業利益は伸び悩む
18/9期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比13.4%増の19,038百万円、営業利益が同0.2%増の1,321百万円。化成品セグメント、機械資材セグメント、海外現地法人セグメントの伸長で増収となったが、原材料価格高騰や海外子会社での販売費増により営業利益は前年同期並みとなった。
化成品セグメントは売上高が同5.8%増の7,173百万円、営業利益が同0.5%減の466百万円。自動車向けを中心に合成ゴムや副資材の販売が好調に推移し増収となったが、原材料価格高騰等により営業利益は伸び悩んだ。機械資材セグメントは、売上高が同19.9%増の6,231百万円、営業利益が同26.8%増の754百万円。自動車内装用部品の販売が好調に推移し増収増益となった。海外現地法人セグメントは売上高が同27.3%増の4,619百万円、営業利益が同29.3%減の154百万円。米国、中国、タイで自動車用部品を中心に販売を伸ばし増収となったが、中国子会社で販売費が増加したことから営業減益となった。国内子会社セグメントは売上高が同16.4%減の947百万円、営業利益が同18.0%減の119百万円。コスモス商事において、地熱分野での建材販売・レンタル事業の低迷により減収減益となった。

18/9期通期の営業利益は前期並みながら、19/9期は7%営業増益を予想
会社側は18/9期通期の連結業績見通しについて、売上高74,300百万円(前期比10%増)、営業利益4,950百万円(同0.2%増)の期初計画を据え置いた。化成品関連や海外現地法人が堅調に推移し、環境関連機材や医療関連機材の伸長により増収を見込む。しかし、業容拡大に向けた人件費など、販管費の増加を見込むことから営業利益は前期並みにとどまる見通しとしている。
QUICK企業価値研究所では、18/9期の連結業績について、従前から会社計画と同額の予想としていたが、今回もこの予想を据え置いた。化成品関連や、バイオマスなどの環境関連機材、海外現地法人の伸長を見込んでいる。1Qは国内子会社セグメントが販売不振、海外現地法人セグメント部門において、中国子会社で販売費が増加し、それぞれ営業減益と苦戦した。2Q以降も国内子会社セグメントでは販売不振が続き、想定以上に苦戦が予想されるが、海外現地法人セグメントは2Q以降の販売増でコスト増を吸収できるとみており、国内子会社セグメントの不振をカバーできると考える。
19/9期の連結業績についても、売上高82,500百万円(前期比11%増)、営業利益5,300百万円(同7%増)、経常利益5,500百万円(同7%増)の従来予想を据え置いた。引き続き化成品セグメント、機械資材セグメント、海外現地法人セグメントの伸長により増収を見込む。業容拡大に伴う人件費等の増加はあるものの、増収効果で営業増益になるとみている。化成品セグメントでは、自動車向け合成ゴムの伸長を見込む。機械資材セグメントでは、自動車内装用部品、機械・環境関連商品の販売が増加する見通し。バイオマス関連の受注獲得も営業増益に貢献するものとみている。海外現地法人セグメントでは、グローバル展開の推進により北米、アジア地域の現地法人の伸長を見込む。国内子会社セグメントでは、コスモス商事を中心に資源・エネルギー関連の販売の回復を見込んでいる。

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