オンコリスバイオファーマ<4588>高水準の研究開発投資で成長目指す

2018/03/15

高水準の研究開発投資で成長目指す

ベーシックレポート
(株)QUICK 豊田  博幸

難病に対する治療薬の開発を標榜するバイオベンチャー
「がんと重症感染症」など難病に対し、「Virology(ウイルス学)に立脚した創薬」による治療を標榜するバイオベンチャー。社名のオンコリスは「がんをやっつける薬を新たに作る」という想いを込めた造語。医学用語であるオンコロジー(腫瘍学)とリシス(溶かす)を組み合わせた。
同社は患者数が少なく大手製薬企業では治療薬の開発が見送られがちな希少疾病用医薬品の開発に注力する。アンメットメディカルニーズ(未だ有効な治療方法がない医療ニーズ)に対応していくことが同社の基本姿勢。医薬品事業と検査事業により、事業を展開。現時点のパイプラインは、がんのウイルス療法が主軸となっている。

18/12期は7億円と高水準の研究開発費を投入
17/12期通期の単独業績は、売上高が前期比28.5%増の2億29百万円、営業損失が10億78百万円(前期は8億61百万円)、純損失が10億90百万円(同9億31百万円)。研究開発費の増加が響き、販管費は前期比18.9%増え、営業損失が拡大した。ただ、期初計画の研究開発費より圧縮した。要因としては、効率運用による圧縮と、当初想定からの遅れ(主として米国での臨床試験)によるものである。
QUICK企業価値研究所は、18/12期通期の単独業績予想を、売上高が前期比0.4%増の2億30百万円、営業損失が14億円、純損失が14億円とする。売上高は、医薬品事業におけるライセンス導出や、検査事業でのウイルス販売が見込まれる。テロメライシンを中心に研究開発を強化。研究開発費は7億円(17/12期5億70百万円)を計画する。

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