ケアサービス<2425>ほぼ想定通りに推移。成長に向けた基盤整備進める

2018/03/06

ほぼ想定通りに推移。成長に向けた基盤整備進める

リサーチノート
(株)QUICK 豊田 博幸

3Q累計は売上高が前年同期並み、営業利益は3割増
18/3期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比1.7%増の64億70百万円、営業利益が同30.5%増の1億39百万円。主力の介護事業を中心に拠点の統廃合を進めており、売上高は小幅な伸びにとどまったが、拠点統廃合による効率性上昇から売上総利益率が12.5%→13.5%に改善。販管費は介護スタッフの待遇改善や、新規採用者のコストの増加もあり同6.9%増となったが損益は改善した。効率性が上昇したが、ほぼ想定内だったと、QUICK企業価値研究所では考えている。主要事業の業績動向をみると、主力の介護事業は、売上高が同0.4%増にとどまったが、デイサービスの稼働率向上や、拠点の統廃合・ドミナント化による経費圧縮などにより営業利益は同18.9%増の5億75百万円。同部門の売上高営業利益率は12.3%と高水準。四半期ごとにみても、3四半期連続で10%超となった。エンゼルケア事業は、売上高が同9.8%増の13億76百万円、営業利益は同18.5%増の2億68百万円。施行件数の増加により増収増益となったが、同部門の売上高営業利益率は19.5%と、過去の水準に比べやや低かった。

18/3期および19/3期の当研究所予想は据え置き
当研究所では、18/3期通期の連結業績予想を据え置き、売上高が前期比4%増の88億円、営業利益が同28%増の3億円とする。事業別の業績動向の見方も変わらない。介護事業が同4%増収の63億円、営業利益が同28%増の6億50百万円を予想。中国ビジネスの強化や人員の増加が見込まれるが、効率性上昇などもあり営業増益となる見通しだ。エンゼルケア事業は国内での事業所拡充効果や、中国ビジネスの立ち上げもあり、売上高は同10%増の19億50百万円を見込む。営業利益は人件費増や中国の立ち上げ費用を吸収し同12%増の4億40百万円を予想する。なお、会社による18/3期通期計画も据え置かれ、売上高が87億12百万円(同3%増)、営業利益が2億40百万円(同3%増)としている。
当研究所では、続く19/3期の連結業績予想も据え置き、売上高が前期比5%増の92億円、営業利益が同17%増の3億50百万円を見込む。
介護報酬改定の影響が懸念されるものの、主力の介護事業は、拠点の統廃合・ドミナント効果や、基盤整備進展による効果などで吸収。高採算のエンゼルケア事業の伸長も寄与する見通し。加えて、中国ビジネスの順調な拡大により増収増益を見込む。

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