フューチャーベンチャーキャピタル<8462>3Q累計決算は各段階利益で赤字となったが想定線

2018/02/09

3Q累計決算は各段階利益で赤字となったが想定線
リサーチノート
(株)アイフィスジャパン 堀部  吉胤

3QのANEW社の全株式売却に伴う売却損1.72億円は織り込み済み
2月8日公表の18/3期3Q累計(4-12月)連結決算は、売上高5.7億円、営業利益▲0.33億円、経常利益▲0.21億円、純利益▲1.51億円(前年同期は▲3.59億円)。赤字幅は縮小したものの最終赤字となった。前期3Q末まで運営ファンドが出資比率に関係なく全て連結子会社とされていたため、経常利益段階までの前年同期比較は余り意味がなく、記載を省略した。
昨年6月に買収・連結子会社化したANEW社に係る負ののれん発生益2.32億円を1Q(4-6月)に特別利益に計上したこと、2Q(7-9月)にZMP株の一部を売却しキャピタルゲインを計上したことなどにより、2Q累計(4-9月)連結業績は各段階利益で若干の黒字を確保したが、3Q累計では再度赤字化した。
3Q(10-12月)連結業績は、売上高1.05億円、営業利益▲0.66億円、経常利益▲0.55億円、純利益▲2.07億円となる。昨年11月末に追加出資により持分法適用関連会社化したデジアラ社に係る持分法投資利益0.10億円が営業外収益に計上されたのは明るい材料。最終赤字が大きくなったのは、ANEW社の全株式売却に伴い関係会社株式売却損1.72億円を特損計上したため。この特損が3Qに計上されることは、昨年10月末のリリースで公表されており織り込み済み。営業赤字ではあるが、ZMPの売却がなかった1Qと比較すると赤字幅は約半分に縮小している。赤字に陥っていたコロラド州におけるコワーキング(シェアオフィス)事業から2Q末に撤退したことなどによる。
今後の取材により必要があれば18/3期及び19/3期業績予想を見直すが、ひとまず2月6日付けレポートの予想を据置く。18/3期業績予想については、見直した場合でも若干にとどまる可能性が高いだろう。
なお、2月6日付けレポートの表記における18/3期及び19/3期業績予想のEPSが誤っていた(1桁小さい数字になっていた)。正しくは上表の通りであり、お詫びして訂正したい。
また、2月6日付けレポートの7頁のファンドレイズの一覧表において、3億円のファンドの記載が漏れていた(次頁の表の黄色に色付けした部分)。今期の足元までのファンドレイズは追加出資0.4億円を含めると21.4億円となる(6頁の最後のパラグラフの上から2行目で18.4億円となっているのは誤り)。
さらに、7頁の中段のパラグラフの2行目に平均投資額は1.32億円とあるが、正しくは0.132億円である。重ねてお詫びして訂正したい。

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