マックハウス<7603>厳しい競争が響く。3Q累計は減収減益

2018/01/31

厳しい競争が響く。3Q累計は減収減益
リサーチノート
(株)QUICK   佐久間  聰

売上総利益率は大きく向上したが、減収の影響を補えず。3Qも苦戦
今18/2期3Q累計(17年3~11月)の単独業績は、売上高が前年同期比9%減の231億円、営業利益が同50%減の1.8億円だった。
今期3Q末の店舗数は413店舗と赤字店舗の閉鎖により前期3Q末の444店舗から31店舗減少(今期に限れば、3Q末までの新規出店が9店舗、閉店は29店舗だったため、差し引きで前17/2期末から20店舗減少した)。売り上げ面では、全体の店舗数の減少に加え、今期3Q累計の既存店売上高が前年同期比5.4%減だったことも響いた。既存店客数は同4.7%減、既存店客単価は同0.7%減だった。衣料品の実質消費支出が減少するなか、ファーストリテイリング(9983)が展開する業界トップクラスのユニクロの既存店売上高(国内)はプラスとなっている月が多く、市場を奪われている。他社との厳しい競争が響いている。
商品別売上高は全体としてみれば不振。キッズの3Q累計売上高は手頃な価格でファッションが楽しめる品揃えが奏功し同1.1%増と健闘した。しかし、メンズは、トップスが同11.8%減、ボトムスが同9.7%減、レディースも、トップスが同9.5%減、ボトムスが同10.1%減といずれも2桁前後の落ち込み。その他(インナー・レッグウェア、メンズジャケット等のビジカジ、雑貨など)も同8.4%減だった。ジーンズ離れの影響は大きい。会社側が投入している低価格のPB(プライベート・ブランド)ジーンズは比較的堅調だが、高価格のNB(ナショナル・ブランド)ジーンズは大きく落ち込んでいる様子。
利益面では、今18/2期3Q累計の売上総利益率は52.3%と前期3Q累計の48.4%から大きく向上した。中国から人件費の安いアセアン諸国等への生産地のシフト、商社・ベンダーからの調達コストの引き下げなど商品調達改革が進展しており、値入率の改善が継続。今期は売上総利益率の改善が顕著だ。しかし、減収の影響を補えず、また、販管費がほぼ横ばいだったこともあり、営業利益は大幅な減益。全体の店舗数は減少しているが、新規出店は大型店舗が中心となっているため、売場面積は逆に拡大している。店舗数の減少によるコスト削減効果は限定的。
3Q(17年9~11月)の単独業績は、売上高が前年同期比9%減の79億円、営業利益が同57%減の1.6億円。売上総利益率は52.7%(前期3Qは51.3%)と改善したが、減収の影響を補えず、苦戦した。

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