クレスコ<4674> 柱のソフトウェア開発が堅調、計画据え置きは保守的

2018/01/09

柱のソフトウェア開発が堅調、計画据え置きは保守的
アップデートレポ ー ト
(株) アイフィスジャパン  高田 悟

上期は受注増、体質改善などから2桁増益、計画を超過達成
18/3期上期(4-9月)はカーエレクトロニクス関連受注が一時的な谷間になったことから組込型ソフトウェア事業売上が伸び悩んだが、柱のソフトウェア開発事業売上が金融関連での大型案件一巡も、流通セクター向けでの受注好調などにより大幅増となったことから売上高は前年同期比10.3%増の大幅増収となった。営業利益は大幅増収による増益効果に加え、不採算案件最小化に向けてのリスクチェック強化やプロジェク品質管理の徹底、前年苦戦した子会社の構造改革など体質改善効果で、仕事量増加に伴う外注費の増加や将来成長への教育費の増加などの減益影響を吸収し同29.9%増の14.6億円と2桁増となった。また、上期着地は期初予想を旺盛な受注や採算・品質管理の徹底などにより営業利益で109百万円(計画比8%増)上回った。

今期、来期と最高益を予想も、成長持続には陣容強化が課題
上期計過達にもかかわらず当社は期初公表の通期計画を中間時点で据え置いた。下期(10-3月)に懸念材料があるわけでなく、顧客の来期予算策定が本格化する4Q(1-3月)受注が明確につかめぬことによる。筆者は2Q(7-9月)に受注が鈍化したが直前四半期の急激な受注増からの反動が主因と見られ懸念は低いと考えることや足下の顧客の引合いも好調な様子から通期でも計画超過達成を予想。19/3期もデジタル変革を背景とした旺盛な受注を背景に営業過去最高益更新を予想。ただし、持続的な業績拡大には受注増加見合いでの陣容強化が採用難の中で大きな課題と考える。その意味で足下の証券発行での資金調達による機動的なM&Aなどへの備えには一定の評価ができよう。

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