インフォメーション・ディベロプメント<4709>上期の不採算案件が響き、通期営業減益へ

2017/12/26

上期の不採算案件が響き、通期営業減益へ
アップデートレポート
(株)QUICK   前田  俊明

上期は2%増収ながら、41%営業減益
18/3期上期の連結業績は、売上高が前年同期比2%増の107億円、営業利益は同41%減の2.9億円。ソフトウエア開発事業の落ち込みをシステム運営管理事業の拡大で補い、増収を確保した。一方、不採算案件が発生し売上原価が膨らんだことに加え、セキュリティ製品「SeceonOTM」の積極的な営業展開などで広告宣伝費がかさみ販管費が増加、大幅な営業減益となった。
今回の不採算案件は2件発生した。問題を検知して以降は関連部門に対して矢継ぎ早に改善策を指示。納期厳守と品質確保のため管理・開発に係る要員を自社や協力会社から集めて追加投入し、遅れの挽回を図った。1件は17年8月に終了し、もう一件も18年1月終了(予定)までこぎつけた。

セゾン情報システムズの子会社を買収予定
同社は11月29日、情報システム会社のフェスの全株式を取得して子会社化することで、同社の親会社セゾン情報システムズと基本合意書を締結したと発表。フェスは直近の17/3期は売上高が33億円、営業利益が4.4億円。買収に伴う取得価額は20億円、株式譲渡実行日は18年1月となる予定。

19/3期は利益回復を予想
QUICK企業価値研究所は18/3期通期の連結業績予想を下方修正し、売上高は225億円(前期比4%増)、営業利益は10.3億円(同7%減)とした。上期に発生した不採算案件が利益を抑えるほか、ソフトウエア開発事業が苦戦している状況を踏まえた。なお、フェスの子会社化は株式取得が18年1月になる予定であることに加え、のれん発生の有無を含め業績への影響額が見極めきれないことから、今回は織り込んでいない。
翌19/3期は売上高232億円(前期比3%増)、営業利益13.0億円(同26%増)を予想。従来予想から引き下げたが、前期の不採算案件の反動から、利益は大きく回復する見込み。

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