オンコリスバイオファーマ<4588>当研究所予想を据え置き。足元の研究開発は順調

2017/12/01

当研究所予想を据え置き。足元の研究開発は順調

リサーチノート
(株)QUICK 豊田  博幸

17/12期3Q累計は7.7億円の営業赤字
17/12期3Q累計の単独業績は、売上高が29百万円(前年同期46百万円)、営業損失が7億68百万円(同6億79百万円の損失)、純損失が7億79百万円(同7億31百万円の損失)。台湾メディジェン社よりテロメライシン(OBP-301)に関する開発協力金収入があり、医薬品事業としては3四半期ぶりに売上高計上があった。加えて、検査事業でテロメスキャンによる収入があった。具体的にはCTC(血中浮遊がん細胞)検査薬として米国Deciphera Pharmaceuticals,LLC社に販売したほか、韓国Wonik Cube社からはライセンス収入を受け取った。ただ、前年同期と比べると、売上高は減少した。
損益面では研究開発費の増加(2億41百万円→3億6百万円)や特許関連費用の計上などから、販管費が前年同期比9.3%増え、営業損失が拡大した。研究開発費は増加したが、当初想定からの遅れと、効率運用による圧縮により、今期計画額7億円に対し、進捗率は44%にとどまった。期初に目論んだプロジェクト進行に遅れが出ているが、米国は米国拠点の人員増などにより足元は徐々に動き出している。また、国内でのプロジェクト進行も食道がんや肝臓がんに関する案件に動きが出ており、中期的に有望な案件が増えてきた。
財務面をみると、有利子負債が15/12期末4.0億円→16/12期末3.6億円→17/12期3Q末4.5億円。同様に自己資本比率が87.2%→82.7%→83.5%、D/Eレシオ(有利子負債÷自己資本)が0.11倍→0.14倍→0.14倍と、良好な水準を維持。赤字が続いているが、良好な財務健全性は維持できたようだ。

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