ファーマライズホールディングス<2796> 1Qも物販の苦戦続くが、調剤薬局は順調

2017/10/25

1Qも物販の苦戦続くが、調剤薬局は順調
リサーチノート
(株)QUICK 真下  弘司

診療報酬・薬価改定の影響が一巡、1Qは営業黒字化
18/5期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比7%増の136億円、営業損益は1.5億円の利益(前年同期は29百万円の損失)となった。調剤薬局事業を中心に既存店が順調に推移したほか、前期に開局・取得した店舗の寄与もあり増収。利益面では物販事業は引き続き採算改善の途上にあるものの、調剤薬局事業の収益改善から営業損益は黒字に転換。
セグメント別にみると調剤薬局事業は売上高が同6%増の108億円、セグメント利益(全社費用等控除前営業利益)は同4.7倍の2.9億円。処方せん枚数は微増にとどまったが、16年4月の診療報酬および薬価改定の影響が一巡、着実な技術料算定増加等による処方せん単価の上昇が寄与した。物販事業は売上高が同17%増の24億円、セグメント損益は68百万円の損失(前年同期は67百万円の損失)。コンビニエンスストアおよびドラッグストアが依然採算改善の途上にあること、夏場の天候不順も響いた。医学資料保管・管理事業の売上高は同4%減の1.8億円、セグメント利益は同10%減の30百万円、医療モール経営事業の売上高は同横ばいの1.3億円、セグメント利益は同10%減の31百万円だった。

会社計画・当研究所予想とも変更なし
18/5期通期の連結業績に関して会社側は、売上高が前期比3%増の546億円、営業利益は同2.3倍の10.2億円を計画。期初公表の計画を据え置いた。16年4月の診療報酬および薬価改定の影響が一巡、技術料収入の増加や人件費管理の厳格化等による販管費の抑制に増益の見通し。
QUICK企業価値研究所予想の18/5期通期の連結業績は、売上高が前期比3%増の548億円、営業利益は同2.4倍の10.4億円。1Qの業績は概ね想定どおり推移しており前回予想を据え置く。子会社再編や低採算・重複店舗の閉局・閉店による収益性の向上を見込み会社計画を若干上回る水準を予想する。
続く19/5期は、売上高が前期比3%増の564億円、営業利益は同2%増の10.6億円を予想する。18年4月の診療報酬・薬価改定の影響は懸念されるが、かかりつけ薬局化の推進や地域医療、後発品に積極的に取り組むことで増収・増益基調が続くと予想する。

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