沢井製薬<4555>G E 市場の拡大は想定より弱いが予想据え置き

2017/09/13

G E 市場の拡大は想定より弱いが予想据え置き 
リサーチノート
(株)QUICK   真下  弘司

買収関連費用計上で1Q は9%営業減益
18/3 期1Q の連結業績(日本基準)は、売上高が前年同期比2%増の336 億円、営業利益は同9%減の54億円、為替差益の計上を主因に純利益は同7%増の47 億円となった。ジェネリック医薬品(GE)市場は、16 年4 月の診療報酬改定において実施されたGE の使用促進策の効果が一段落するとともに医療現場での重複投薬や多剤投与の適正化の影響もあり、17/3 期下期、特に4Q 以降はGE の需要の伸びが鈍化。同社でも薬局・病院分野に幅広い販売チャネルを持つ卸ルートを中心に新製品および14 年以降発売の製品群は順調に推移したほか、薬効別では循環器官用薬や中枢神経系用薬が順調に増加。しかし、既存品や鹿島工場の受託売り上げが落ち込み連結全体では微増収。利益面では17 年5 月末に子会社化した米アップシャー・スミス・ラボラトリーズ社(USL)の買収関連費用13 億円を計上し営業減益。買収関連費用を除く営業利益は同14%増になる。

会社計画・当研究所予想とも変更なし
18/3 期通期の連結業績(国際会計基準)に関して会社は、売上収益が1420 億円、営業利益は242 億円を計画。1Q の業績は、ほぼ計画通りの進捗であったとして期初公表の計画を据え置いた。なお、当期から国際会計基準を任意適用するため前期との比較はできない。USL 子会社化の影響は、買収に関わる緒費用約18 億円以外は織り込んでいない。詳細が確定した段階で速やかに公表するとしている。
QUICK 企業価値研究所予想も据え置く。当研究所予想の18/3 期の連結業績(国際会計基準)は、売上収益が1428 億円、営業利益は244 億円。続く19/3 期についての当研究所予想も売上収益が前期比7%増の1532 億円、営業利益は同7%増の260 億円で変更なし。1Q におけるGE 市場の拡大は想定よりも弱いが、買収費用を除く営業利益のベースでは概ね想定通り推移しており、前回予想を据え置く。
「骨太の方針2017」で示された20 年9 月の数量シェア80%達成に向けてGE 市場が拡大、同社はリーディングカンパニーとして市場平均を上回る成長が続くとの見方を維持する。

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