星光PMC<4963>業績は来期回復へ。CNFの商業化が視野に

2017/09/11

業績は来期回復へ。CNFの商業化が視野に

アップデートレポート
(株)QUICK 伊藤 健悟

上期は数量減と経費増で営業減益に
17/12期上期の連結業績は、売上高が前年同期比2%減の118億円、営業利益が同8%減の9.9億円となった。国内では印刷情報用紙や印刷用インキなどの市場が縮小傾向を辿っており、同社製品の販売数量も減少。一方で、板紙向けの製紙用薬品や、水性インキ用の樹脂、化成品などは順調に販売を伸ばしたが、製造経費や販管費の増加もあって減収、営業減益を余儀なくされた。

今期は通期でも営業減益を見込むが、来期は回復を想定
17/12期通期の連結業績に関してQUICK企業価値研究所では、売上高が前期比1%増の246億円、営業利益が同7%減の22億円を予想する。ほぼ従来の見方を据え置いた。製紙用薬品事業では、足元では国内外とも販売が回復基調となっているものの、上期の苦戦で売上高は通期で前期並みにとどまる見通し。利益面では原料高の影響が厳しく、これも落ち込もう。印刷インキ用・記録材料用樹脂事業も同様に、小幅減益を予想する。化成品事業は経費増を数量の伸びでカバーして順調に推移しようが、今期は連結全体で営業減益が避けられないと考える。翌18/12期は、国内外での高付加価値品の数量増で業績は拡大に転じよう。
長年研究開発に取り組んできたCNF(セルロースナノファイバー)は、ようやく商業化が視野に入り、実証生産設備の能力増強を決定した。本格的な業績寄与には時間がかかりそうだが、今後の動向に注目していきたい。

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