いちご<2337>通期の利益は会社予想を上回り、前期並みを確保しよう

2017/09/08

通期の利益は会社予想を上回り、前期並みを確保しよう
ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン   堀部  吉胤

不動産流動化の代表的企業
2000年に設立された不動産流動化のパイオニア。20億円前後の中小型オフィス、商業ビルの再生流動化に強み。良好な金融環境を背景に、自己勘定による不動産投資を積極拡大中。低収益の私募ファンドの運用は縮小させており、ノンアセットフィービジネスは2本の系列REITを軸に展開。不動産類似事業としてメガソーラーなどのクリーンエネルギー事業にも展開し、2016年12月にいちごグリーンインフラ投資法人を上場させた。

18/2期1Q決算の見栄えは悪いが、実態は順調
18/2期1Q(3-5月)決算は、売上高129億円(前年同期比72.2%減)、営業利益28.1億円(同48.1%減)。物件売却が80.5億円(同325億円減)と少なく、売却粗利が9.0億円(同20.0億円減)にとどまったことを主因に大幅減収減益。物件売却のタイミングの問題であり、7月には港区のオフィスビルを142億円で売却し、売却粗利73億円をあげており、2Q累計(3-8月)では前年同期並みの利益を確保できる見通し。今期は系列REIT、インフラファンドのPOを見込まず、通期の営業利益は前期比5.4%減予想だが、上記港区の物件をはじめ売却価格が総じて想定より強含みなこと、当社最大のメガソーラーが4ヶ月前倒しで売電開始になったことなどから、前期並みを確保できるとみる。

セントロ社買収によりストレージ事業に参入
19/2期は3ヶ年の中期経営計画の最終期。中計では営業利益250億円を掲げている。系列REIT、インフラファンドの投資口価格が回復してきており、POがあればまとまった物件の拠出が可能となろう。
6月にセントロ社を買収し、約50億円の収益不動産を取得するとともに、ストレージ事業に参入。ストレージは今後の拡大が期待される有望なアセットタイプであり、中長期の成長に寄与しよう。

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