インフォメーション・ディベロプメント<4709>1Qは不採算案件で38%営業減益。今後の挽回に期待

2017/09/05

1Qは不採算案件で38%営業減益。今後の挽回に期待
リサーチノート
(株)QUICK   前田  俊明

不採算案件は上期で収束見込み
18/3期1Qの連結業績は売上高が前年同期比3%増の54億円ながら、営業利益は同38%減の1.2億円となった。ソフトウエア開発事業の減収を主力のシステム運営管理事業の拡大で補い増収を確保。しかし、ソフトウエア開発で不採算案件が発生したことに加え、セキュリティソリューション「SeceonOTM」の積極的な営業展開に伴い広告宣伝費などが増加し、利益を押し下げた。不採算案件は対応に必要な工数を受注損失引当金として1Qに計上した。当該案件は上期で収束する見込みで、2Q以降は利益率が改善する見通し。
「SeceonOTM」は17年1月に日本での独占販売契約を締結した米国のSeceonInc.(セキオン)のサイバーセキュリティ製品で、AI(人工知能)・機械学習を活用したセキュリティソリューション。同社はセキオンの総代理店としてSecon製品の認知度向上や販路拡大に努めてきた。7月にはセキオンへの80万米ドルの投資を実施、セキオンとの連携を一段と強める。

19/3期にかけて2桁営業増益が続く見通し
18/3期通期の連結業績についてQUICK企業価値研究所は、売上高226億円(前期比5%増)、営業利益14.5億円(同31%増)の従来予想を据え置く。1Qは不採算案件の発生などにより大幅な営業減益を余儀なくされたが、受注環境が良好なことから、2Q以降に挽回可能な範囲と判断している。主な顧客業種である金融機関向けなどで受注拡大を見込む。システム運営管理事業とソフトウエア開発事業はともに増収を予想する。営業利益率は6.4%(前期実績5.1%)に上昇する見通し。同社は協力会社を活用して外注比率を高める戦略を採る。受注拡大に伴い外注費が増加するが、増収効果などで吸収する見通し。なお、人手不足を考慮すると外注単価は幾分上昇するとみるが、これとの見合いで受注単価の引き上げも進み、採算悪化は避けられると想定する。
翌19/3期も売上高237億円(前期比5%増)、営業利益16.0億円(同10%増)の従来予想を据え置く。企業のソフトウエア投資は緩やかな増加が続くとみており、金融機関を中心とした受注が増加する見通し。システム運営管理事業とソフトウエア開発事業はともに増収を予想する。

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