マックハウス<7603>今期1 Q は競争激化、前年施策の反動で減収減益

2017/07/28

今期1 Q は競争激化、前年施策の反動で減収減益
リサーチノート
(株)QUICK   佐久間  聰

売上総利益率は大きく向上したが、減収の影響を補えず。販管費の減少も小幅にとどまる
今18/2 期1Q(17 年3~5 月)の単独業績は、売上高が前年同期比12%減の79 億円、営業利益が同35%減の1.1 億円だった。
今期1Q 末の店舗数は427 店舗と赤字店舗の閉鎖により前期1Q 末の452 店舗から25 店舗減少(今期1Qは新規出店3 店舗、閉店9 店舗だったため、差し引きで前17/2 期末からは6 店舗減少した)。売り上げ面では、全体の店舗数の減少に加え、今期1Q の既存店売上高が前年同期比8.4%減だったことも響いた。他社との価格競争は引き続き激しい状況にある。加えて、前期1Q(16年3~5 月)は低価格の目玉商品を訴求したスーパーサプライズ企画(昨年7 月まで継続、8 月以降は集客効果が薄れたことなどから取り止めた)を実施、既存店客数を増やすことで既存店売上高を伸ばしたが、今期1Q はその反動も現れた。既存店客数は前年同期比10.2%減と落ち込んだ。既存店客単価は同2.0%増と向上したものの、既存店客数の落ち込みを補えなかった。
商品別売上高は総じて不振。メンズは、トップスが前年同期比14.3%減、ボトムスが同9.9%減だった。また、レディースも、トップスが同18.9%減、ボトムスが同15.0%減だった。T シャツの販売が苦戦したほか、ジーンズ離れなども影響した。その他(インナー・レッグウェア、ビジカジ、雑貨など)も同8.6%減だった。暮らしに必要な実需商品であるインナー・レッグウェアやビジカジ(メンズジャケット等)は堅調だが、雑貨の落ち込みが響いた。キッズは同0.1%減とほぼ横ばい。
利益面では、今期1Q の売上総利益率は52.9%と前期1Q の47.5%から大きく向上した。その理由は、会社側によれば、中国から人件費の安いアセアン諸国等への生産地のシフト、商社・ベンダーからの調達コストの引き下げなど商品調達改革が進んだことにより値入率が改善したため。しかし、減収の影響を補えず、また、販管費が小幅な減少にとどまったこともあり、営業利益は大幅な減益となった。
会社側は、大型店舗の新業態「マックハウス スーパーストア」(MHSS)、「マックハウス スーパーストア フューチャー」(MHSSF)の出店(新規出店および移転を伴う既存店の改装)を強化している。今期1Q末時点で、MHSS は5 店舗、MHSSF は34 店舗まで増加。新業態の店舗の売り上げは総じて順調のようだ。

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