大阪工機<3173>高度専門商社、柱の切削工具シェア向上が期待される

2017/07/12

高度専門商社、柱の切削工具シェア向上が期待される
ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン  高田 悟

商品力と製造原価低減に寄与する提案営業が最大の強み
売上の大半を占める切削工具が柱。製罐業界向け中心の耐摩工具が続く。切削工具は工作機械に装着され、超高精度の金属加工を実現する超硬工具で最適な工具選びが加工速度や精度に大きく影響する重要な部材である。当社は主要かつ多彩なメーカーの商材に加え、国内に類似品のない海外商材を自社ブランドとして販売する。専門商社として圧倒的な品揃えをベースにユーザーの生産性向上、製造原価低減に寄与する提案営業が最大の強みであり、即納体制構築、直販と卸の2 部門体制によるシナジー、国内外ネットワーク充実などにより成長を図ってきた。

17/3 期は一旦失速も、18/3 期はV 字回復を目指す
17/3 期は前期比31.0%減の大幅営業減益で着地。東大阪市でのテクニカルセンター設立やアメリカ現地法人開設などにより成長に向け費用が嵩む中、下期(10-3 月)には上向いたものの、熊本震災や燃費不正問題などによる上期(4-9 月)の国内自動車生産減少などに伴う主力切削工具の販売悪化が大幅減益に大きく影響した。18/3 期は同10.0%増収、同31.9%営業増益を計画。上期を中心に自動車生産回復が見込まれる中、テクニカルセンター活用や新商材投入などによる国内シェア向上に伴う切削工具事業の回復やアメリカ拠点の本格稼働などによる海外事業の黒字復帰が業績V 字回復を牽引する見通し。

営業基盤強化が一段と進むことなどから成長余地は大きい
テクニカルセンターの稼働が想定以上に順調な様子であることや会社為替前提が保守的なことなどから18/3 期は会社計画超過達成を筆者は予想。国内切削工具市場の拡大は限定的と見られるが、現在、検討中の名古屋でのロジスティクスセンター設立による中部圏での営業基盤の強化、オリジナル商品投入継続、ブランド浸透などにより柱の切削工具のシェア向上が見込めるため当社の成長余地は大きいと見る。なお、当社中期計画では今期から3 期連続で大幅営業増益を予想する。

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