和田興産<8931>マンション市況軟化の中でも業績は安定的に推移

2017/07/04

マンション市況軟化の中でも業績は安定的に推移
ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン  堀部  吉胤

神戸地盤の地元密着型マンションディベロッパー
神戸・明石・阪神間を中心とした地元密着のマンションディベロッパー。特に神戸市での供給が多い。マンションブランドは「ワコーレ」。累計供給戸数は17/2期末で16,735戸。2016年の近畿圏供給戸数は3位。30~50戸の中小型物件を中心に回転重視。不動産賃貸事業を祖業とするため販売を外部委託しており、固定費が少なく市況の変化に柔軟に対応しやすい。不動産賃貸事業はワンルームマンション中心で稼働率、賃料とも安定的。

18/2期はマンション用地の素地売りで業績横ばいを確保へ
17/2期業績は売上高313億円(前期比8.4%増)、営業利益30.6億円(同4.3%増)。マンション分譲の粗利益率が18.9%(同0.8pt減)と悪化したが、引渡戸数が762戸(同76戸増)と増加したことによる増収効果でカバーし小幅営業増益を確保した。期初会社業績予想に対しては、販促費の下振れを主因に営業利益で2.1億円上回った。
18/2期会社業績予想は売上高345億円(前期比10.0%増)、営業利益30.0億円(同2.1%減)。マンション分譲の粗利益率が17%程度に悪化する見通しだが、大型マンション用地の素地売りでカバーし、営業利益は前期比微減にとどまる予想。営業外損益の改善により、経常利益は22.0億円(同0.3%増)と微増予想。

吹田市や大阪市内へマンション分譲の供給エリアを拡大
19/2期はマンション分譲の引渡戸数が100戸超の大型2物件の寄与により増加する見込みで、素地売りの反動減をカバーし、前期比横ばい圏の業績を確保するとみる。
17/2期に初めて吹田市、大阪市でマンション用地を仕入れた。マンションの供給エリアを地盤の神戸市、阪神間から漸次周辺エリアに拡大する方針に則ったもの。

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