アサンテ<6073>コンプライアンス強化に伴い売上は一時的に足踏み

2017/05/08

コンプライアンス強化に伴い売上は一時的に足踏み
アップデートレポート
(株)アイフィスジャパン  堀部  吉胤

17/3 期業績は期初会社予想を大幅に下回ったとみられる
開示されている月次売上高によると17/3 期の売上高は138.5 億円(前期比4.4%増)と期初会社予想を6.1 億円下回った。上期の終わり頃からコンプライアンス強化を行った影響から4Q(1-3 月)の売上高が26.0 億円(前年同期比8.5%減)と落ち込み、売上高の未達幅はやや大きくなった。一方、労働需給逼迫が続く中でも、各種取組みの成果により採用が好調に推移し、3Q 累計(4-12 月)の期中平均人員が1,028.4 人(前年同期比92.9 人増)と想定以上に増加。通期の総人件費は計画線かそれ以上になったとみられる。こうした先行投資負担により営業利益は会社予想の21.6 億円(前期比7.1%減)を5 億円余り下回ったとみる。当初から営業減益予想だったのは、退職給付費用の増加を3.77 億円見込んでいたことによる。

18/3 期業績はV 字回復となろう
18/3 期業績はV 字回復が予想される。コンプライアンス強化の影響が営業面で残るかがやや気懸かりだが、17/3 期に採用した人員の本格的な戦力化により着実な増収が見込めよう。一過性の退職給付費用の増加3.77 億円の剥落や、当期は人員採用を抑制するとみられることから退職給付費用を除く総人件費の伸びが抑制されるとみられるため、営業利益は24 億円近辺まで急回復すると予想する。なお、ここにきて改めてコンプライアンスを強化しているのは、中長期的に競争優位性を維持するためとしている。
当社の成長戦略の柱の一つは、西日本への営業エリアの拡大だが、17/3 期に支店開設はなかった。今後の支店開設に期待したい。

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