フューチャーベンチャーキャピタル<8462>年明けから新規のファンド設立が活発になってきた

2017/04/21

年明けから新規のファンド設立が活発になってきた
アップデートレポート
(株)アイフィスジャパン 堀部  吉胤

17/3期3Q累計決算は冴えないが、財務内容は急回復
17/3期3Q累計(4-12月)決算(個別)は、売上高2.18億円(前年同期比39.3%減)、営業利益▲3.19億円(前年同期は0.60億円の黒字)。ZMPの上場が延期になり、期中のIPOはなかった。前年同期にあった成功報酬0.44億円が剥落したほか、旗艦ファンドが昨年1月から延長期間入りしたことを主因にファンド管理報酬が半減した。ファンド募集費用(売上原価)の増加や、ファンド募集推進のための広告宣伝費の増加などによる販管費の急増といった先行投資費用も相まって比較的大きな赤字となった。
一方、昨年11月に第8回新株予約権の行使が完了し、28.8億円を調達したことから財務内容は一気に改善。無借金となった。

今後のファンド募集の進展、M&Aの実現に注目
17/3期通期でもIPOはなかった。4Q(1-3月)に未上場株式の流動化でキャピタルゲインが発生しない限り、通期の赤字幅は3Q累計から拡大しよう。安定収益のファンド管理報酬で固定費を賄えなくなっており、また将来の成功報酬、キャピタルゲインの獲得のためにも新規のファンド設立が喫緊の課題。3Q累計ではファンド設立は小粒なものにとどまっていたが、年明け以降は比較的規模の大きいCVCファンドの組成にこぎつけるなどファンド設立には明るさが出てきた。事業シナジーが見込める企業のM&Aを期末までに実現させる予定だったが、クロージングに至らず、目標とする期限は9月まで半年延期された。
18/3期業績はZMPのIPOの有無次第といえよう。中長期的な業績の安定性確保の観点から、国内外のファンド募集とM&Aに注目したい。

>>続きはこちら(758KB)

株式会社東京証券取引所
東証市場アナリストレポート   株式会社東京証券取引所
東京証券取引所・札幌証券取引所上場会社に対する投資家の理解を一層深めていただくことを目的に、第三者の専門家による客観的な分析を記したアナリストレポートです。
アナリストレポート・プラットフォーム(ARP)について
株式会社東京証券取引所では、証券アナリストによるアナリストレポートの発行機会が(時価総額が少額であるとの理由等から)比較的少ない上場会社の情報発信力拡充を目的として、上場会社側からの申込みにより、証券アナリストの独立性を担保した上で、当該上場会社のアナリストレポート発行がなされるよう取引所がその仕組みを支援するサービス(アナリストレポート・プラットフォーム:ARP)を行っております。本レポートはARPに基づき発行されたレポートです。投資者側の立場からみると、今まで発行される機会の少なかった上場会社のアナリストレポートが読める機会が増加することで情報拡充を図ることが可能となります。
ARPは、2010年10月に株式会社大阪証券取引所が構築し、2011年11月からは、証券会員制法人札幌証券取引所にARPを提供することで、投資家は札幌証券取引所上場会社のアナリストレポートも閲覧することができるようになりました。その後、2013年7月の東証への現物市場の統合に伴い、東証がARPの運営を行うことになりました。
<レポート種別について>
ベーシックレポート・・・会社を網羅的に紹介したレポート
アップデートレポート・・・決算にフォーカスしたレポート
リサーチノート・・・上記2種のレポート発行後に上場会社の経営に変化が発生した場合にアナリストの判断で発行するレポート


掲載するアナリストレポートは、レポートに記載されているレポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。)、証券会員制法人札幌証券取引所(以下「札証」といいます。)及びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものではありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきましても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる情報の使用による結果について、東証、札証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものではなく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点のものです。その後の経営環境の変化により、状況が変わっている可能性があり、今後予告なく変更されることがあります。本レポートの利用に際しては、レポートに記載の「ディスクレーマー」を必ずご一読ください。


コラム&レポート Pick Up