ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>希望退職による人件費削減が今期営業利益を下支えへ

2017/04/10

希望退職による人件費削減が今期営業利益を下支えへ
リサーチノート
(株)QUICK    永田 和子

希望退職募集等に係る特損13億円を17/3期に計上
会社側は4月6日付けで17/3期の連結純利益予想を1.0億円に下方修正(前回予想10億円、期初計画は0.6億円の赤字)。構造改革の仕上げとして3月に募集した希望退職に係る引き当て費用8.5億円、および、収益性が低下した固定資産の減損損失4.4億円を合わせた特別損失13億円を織り込んだ。希望退職は厳しい事業環境のもと、組織体制の適正化を図る狙いで約80名を募集。16年末の従業員285名(臨時雇用含まず)の30%に当たる86名の応募があった。応募者全員が原則、4月末をメドに退職する予定。なお、年間配当については、期末のみ30円/株とした期初計画の修正は行っていない。16/3期まで続けてきた60円/株から大幅な減配となる見通し。

機器の値引き抑制や研究開発費削減で17/3期の営業利益は急回復する見込み
連結営業利益については、3Q決算発表(2月9日)時点で会社側が通期計画を大幅上方修正していた(期初1.7億円→20億円)が、今回は棚卸資産評価減の原価計上を反映し、19億円へと小幅減額された(16/3期は14億円の赤字)。期初計画を大幅に上回る見通しなのは、過度な価格競争による機器の赤字販売に歯止めをかけ粗利益を確保したことに加え、構造改革の一環として開発項目絞り込みや開発体制見直しによる研究開発費の大幅削減やその他の販管費の抑制に努めたことが大きい。16/3期との比較では上記要因に加え、16/3期3Qに計上された一部研究開発の中止に係る費用がなくなることも利益を押し上げる見込み。なお、17/3期3Q累計の連結営業利益は16億円と、前年同期の6億円の赤字から大きく改善。4Qは2.9億円(前年同期は8.0億円の赤字)を見込む計算。QUICK企業価値研究所は昨年12月時点で、17/3期の連結営業利益について会社期初計画を上回る15億円と予想していたが、今回、会社計画と同額に修正した(図1線グラフ)。研究開発費の削減が前回想定以上に進む見通し(同棒グラフ)。

 

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