星光PMC<4963>今期は原料高で減益を見込むが、18/12 期は再度拡大へ

2017/03/17

今期は原料高で減益を見込むが、18/12 期は再度拡大へ

ベーシックレポート
(株)QUICK 伊藤 健悟

製紙用薬品の大手
印刷した際ににじみが出るのを防ぐサイズ剤や、強度を高める紙力増強剤など、製紙用薬品の大手。各種印刷インキ用樹脂やトナー向けの樹脂なども手がける。14 年にKJ ケミカルズを子会社化し、化成品分野に参入した。

16/12 期は3 事業とも大きく利益を伸ばす
16/12 期の連結業績は、売上高が前期比1%減の243 億円、営業利益が同75%増の23 億円で着地した。主力の製紙用薬品事業は、国内で板紙向けが堅調に推移したほか、中国での拡販も進んだことで販売数量が増加。中国での製品価格下落や円高の影響で小幅減収となったものの、数量増とコスト削減の効果で利益は高い伸びをみせた。印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は、オフセットインキ用樹脂などの出荷低迷と製品価格下落・円高の影響でこれも減収を強いられたが、原料安の効果で利益は大きく増加。化成品事業は、電子材料や化粧品用途を中心に順調に業績を順調に伸ばし、連結全体で小幅減収ながら、大幅増益を達成した。

18/12 期は中期計画を上回る利益を計上へ
続く17/12 期の連結業績についてQUICK 企業価値研究所では、売上高が前期比3%増の250 億円、営業利益が同9%減の21 億円を予想する。製紙用薬品と化成品の両事業が海外を中心とした出荷数量増で売上高を伸ばし、連結全体で増収となるが、今期は原料高の影響が厳しく、小幅ながら営業減益を避けられない見通し。翌18/12 期の連結営業利益は、各事業の数量増により、前期比10%増の23 億円となろう。
18/12 期までを対象とした中期経営計画では、国内事業の収益力強化とアジアを中心とした海外事業の拡大、新規事業開発の加速などに注力することで、最終年度の連結営業利益22 億円を目指している。事業環境は厳しいが、利益面では目標の超過達成が可能とみられ、一段の拡大へ向けてM&A の実現などに期待したい。

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