RIZAPグループ<2928>RIZAP ブランド事業とM&A の両輪による成長基調が続く

2017/03/14

RIZAP ブランド事業とM&A の両輪による成長基調が続く
リサーチノート
(株) QUICK  豊田  博幸

17/3 期3Q 累計は70%増収、営業利益は2.7 倍
17/3 期3Q 累計の連結業績は、売上収益が前年同期比69.9%増の657 億円、営業利益が同2.7 倍の80 億円と、大幅な増収増益になった。売上収益を事業別にみると、美容・健康関連事業がRIZAP ブランド事業(パーソナル・トレーニング・サービスのRIZAP および RIZAP ブランドを冠した自己投資領域での各種サービスの総称)の伸長に加え、通販事業も拡大し同28.2%増の271 億円。他の事業の売上収益もM&A(企業の合併・買収)やネット販売の寄与などから軒並み増加。アパレル関連事業が同29.3%増の89 億円、住関連ライフスタイル事業が新規連結のタツミプランニングの寄与が大きく同4.7 倍の208 億円、エンターテイメ ント事業が同43.3%増の89 億円となった。高採算のRIZAP ブランド事業以外の売上収益構成比上昇により、売上総利益率が62.5%→50.8%と低下したが、RIZAP ブランド事業や通販商品の広告宣伝効率(=広告宣伝費投入に対する商い成約率)の上昇に加え、M&A によるのれん(割安購入益)発生など、その他の収益の拡大により営業利益は大きく改善した。
財務面をみると、有利子負債が16/3 期末238 億円→17/3 期3Q 末375 億円に拡大、自己資本比率が同様に19.0%→17.4%、D/E レシオ(有利子負債÷自己資本)が2.32 倍→2.61 倍と、やや悪化。M&A を含め急速な業容拡大が続いているためだが、財務健全性は依然として良好な水準を維持していると、QUICK 企業価値研究所では評価している。

当研究所予想および会社計画ともに従来の通期予想を据え置き
当研究所による17/3 期通期の連結業績予想は据え置く。予想値は売上収益が前期比85%増の1000 億円、営業利益が同3.3倍の105億円。RIZAPブランド事業は、ボディメイクジムにおける顧客数拡大(累計会員数が7万人突破)や、シニア層の開拓などにより、売上収益拡大を見込む。通販製品も「どろあわわ」、「ひとてまい」などの商品訴求力の向上などで拡大が見込まれ、主力の美容・健康関連事業は順調な拡大が続こう。営業利益は、来期以降を見据えた宣伝費の拡大が見込まれるが、高採算のRIZAPブランド事業の拡大、子会社化した企業の効率性改善効果などで吸収しよう。RIZAPブランド事業は、紹介件数、物販、ライフサポートプログラム(既存顧客向けに年間を通して体重の管理など生活習慣病対策を行うサービス)などの拡大により収益性改善が想定以上に進んでいるが、今後の戦略事業分野への追加投資の可能性もあると、当研究所ではみており、現時点では従来予想を変えないことにする。
17/3期通期予想を据え置いたので、18/3期通期予想も据え置き、売上収益が前期比30%増の1300億円、営業利益が同33%増の140億円を予想する。引き続き、ボディメイクジムの成長が続くことに加え、ゴルフの本格寄与により、RIZAPブランド事業の拡大が見込まれる。加えて、積極的なM&Aへの取り組みも貢献する見通し。RIZAPブランド事業とM&Aの両輪による成長基調が続くことになろう。
【17/3期通期の会社計画も据え置き】
会社による17/3期通期計画も据え置かれ、売上収益が前期比85%増の1000億円、営業利益が同3.2倍の101.5億円としている。修正の必要が生じれば速やかに公表するとしている。

 

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