三栄建築設計<3228> 1Q 実績は2 割の増収増益。通期は3 割の増収増益を予想

2017/01/25

1Q 実績は2 割の増収増益。通期は3 割の増収増益を予想
リサーチノート
(株) QUICK  細貝  広孝

1Q は戸建分譲販売の件数増、単価上昇で営業利益は2 割弱の増加
17/8 期1Q の連結業績は、売上高が前年同期比23%増の121 億円、営業利益が同17%増の8.3 億円だった。
主力の不動産販売事業の売上高が同36%増の96 億円となり、全体を牽引した。不動産販売事業では、戸建分譲販売件数が前年同期の176 件から203 件に増加したほか、1 棟あたりの販売単価も上昇。販売用アパートの販売件数も増加。前年同期に売上計上のなかった分譲マンションの販売件数も13 件となり、同事業全体でも増収を確保した。不動産請負事業では、法人からの受注を中心とした戸建住宅請負の販売件数が小幅に増加したが、子会社のシード平和における請負工事の施工が2Q 以降に偏る予定であることなどから売上高の計上が減少し、同事業全体では減収だった。利益面では、不動産販売事業において販売単価の上昇に加え、原価管理を徹底したことにより利益率が改善。また、不動産請負事業においても原価管理および施工管理の徹底と更なるコストダウンを進めた結果、利益率が向上し、連結全体でも営業増益を確保した。

通期の当研究所予想を据え置き。1Q 進捗率は低いが物件引渡しは4Q に集中
17/8 期通期の連結業績に関して会社側は、1Q 実績は概ね計画通りに進捗したとして、売上高は1021 億円(前期比41%増)、営業利益は98 億円(同36%増)の期初計画を据え置いた。通期計画に対する1Q 実績の進捗率は売上高が11.9%(前年同期は13.6%)、営業利益が8.5%(同9.8%)にとどまったが、同社は例年、物件引渡しが下期、特に4Q に偏重する傾向にあり、今期においても同様な計画であるため、現時点においては通期予想に変更はないとしている。また、不動産販売事業における今期の通期売上高計画達成に必要なたな卸在庫は16 年12 月末時点において9 割以上確保されているほか、不動産請負事業における受注契約においても同様に9 割以上の進捗になったとしている。
QUICK 企業価値研究所においても会社側と同様の理由から、17/8 期通期は売上高950 億円(前期比31%増)、営業利益95 億円(同31%増)、18/8 期は売上高1030 億円(同8%増)、営業利益104 億円(同9%増)の前回予想(17 年1 月)を据え置く。引き続き増収増益基調を見込む。18/8 期に関しては消費者の様子見姿勢などで販売棟数の伸び鈍化を予想するも、売上高1000 億円、営業利益100 億円の達成は可能と考える。

 

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