沢井製薬<4555>市場の拡大が想定を下回り予想を修正

2016/12/22

市場の拡大が想定を下回り予想を修正
アップデートレポート
(株)QUICK  真下  弘司

研究開発費の増加等から上期は2%営業減益
17/3 期上期の連結業績は、売上高が前年同期比 11%増の 654 億円、営業利益は同 2%減の 114 億円。ジェネリック医薬品(GE)市場は、16年 4 月の薬価引き下げの影響は受けたが、同時に実施された後発品の使用促進策により拡大。同社でも薬局向けが伸長したほか、病院・診療所向けも堅調に推移し 2 桁の増収。原価率の悪化と米国市場向け製品の開発に伴う研究開発費の増加もあり営業減益。

会社計画、当研究所予想とも減額修正
17/3 期通期の連結業績に関して会社は、売上高が 1430 億円→1345 億円(前期比 9%増)、営業利益は 250 億円→235 億円(同 1%増)に引き下げた。GE 市場全体の拡大が当初想定した水準を下回っており、下期での挽回が難しいとして売上高を 85 億円、営業利益は 15 億円減額。
QUICK 企業価値研究所予想も見直した。当研究所予想の 17/3 期通期の連結業績は、売上高が 1432 億円→1356 億円(前期比 10%増)、営業利益は 256 億円→240 億円(同 4%増)。続く 18/3 期は、売上高が 1592億円→1462 億円(前期比 8%増)、営業利益は 288 億円→260 億円(同8%増)とともに減額。
従前の予想では骨太の方針で示された GE の数量シェア目標(17 年央に 70%以上、18 年度から 20 年度末までの間のなるべく早い時期に 80%以上)を達成するためには、高い GE の数量伸長が必要との前提で業績を予想していたが、上期の実績を踏まえて数量伸長率の前提を引き下げた。GE 市場の拡大傾向および同社はリーディングカンパニーとして市場拡大の恩恵を享受、増収・増益基調が続くとの見方は維持する。

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