ケアサービス<2425>人件費増などで苦戦、当研究所の通期利益予想を減額

2016/12/16

人件費増などで苦戦、当研究所の通期利益予想を減額

リサーチノート
(株)QUICK 細谷  雅弘

上期の営業損益は収支均衡へと悪化(前年同期は99百万円の利益)
17/3期上期の連結業績は、売上高が前年同期比3%増の42.3億円、営業損益は収支均衡(前年同期は99百万円の利益)。増収だったが、人件費や経費などの費用増が響き、営業損益は悪化した。
売上高を事業セグメント別にみると、次の通り。介護事業は同3%増の31.4億円。日曜営業や定員増などの施策が寄与。エンゼルケア事業は同横ばいの7.9億円。緩やかながらも競争激化の影響を受けたが、営業活動の積極化などの効果で補い、前年同期並みを確保。サービス付き高齢者向け住宅事業は同14%増の3.0億円。稼働率の向上などが貢献した。

当研究所の17/3期営業利益予想を2.8億円→84百万円(前期比65%減)と減額
会社側による17/3期通期の連結業績計画は、売上高が前期比3%増の85.8億円、営業利益が同17%増の2.8億円。期初公表値を据え置いた。上期実績は事前の計画(売上高42.2億円、営業利益1.2億円)と比較し、売上高はほぼ計画線、想定以上の人件費や経費増などにより営業利益は下回った。ただ、今後の事業所統廃合による合理化効果、経費節減、事業動向の見通しなどを勘案し、通期計画については売上高、営業利益ともに、期初公表値を変更しなかったとしている。
QUICK企業価値研究所による、17/3期通期の連結業績予想は、売上高が前期比3%増の85.8億円、営業利益が同65%減の84百万円。前回予想(9月)から売上高は据え置いたが、営業利益は2.0億円減額修正した。人件費や経費の増加などの影響を織り込んだ。上記の今後の会社側の採算改善のための施策を勘案しても、会社計画の達成は利益面で困難と判断した。
売上高予想は、介護事業で同4%増の63.1億円、エンゼルケア事業で同横ばいの16.9億円、サービス付き高齢者向け住宅事業で同5%増の5.8億円。連結全体の営業利益面では、増収の効果が見込まれるものの、費用増が響き、前期を下回ると予想する。
続く18/3期の当研究所による連結業績予想は、売上高が同5%増の89.8億円、営業利益が同55%増の1.3億円。17/3期予想の修正にあわせ、前回予想から売上高は据え置いたが、営業利益は1.8億円減額した。
事業別の売上高予想は、介護事業は同5%増の66.2億円、エンゼルケア事業は同4%増の17.6億円、サービス付き高齢者住宅事業は同4%増の6.1億円。連結全体の営業利益面では、人件費や経費の増加などの影響が見込まれるものの、稼働率の向上、施設運営の効率化の効果などでカバー、営業増益に転じると予想する。

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