ファーマライズホールディングス<2796>1 Q 苦戦も想定内、予想据え置く

2016/10/26

1 Q 苦戦も想定内、予想据え置く
リサーチノート
(株)QUICK
真下  弘司

診療報酬・薬価改定の影響で1Q は営業赤字に
17/5 期1Q の連結業績は、売上高が前年同期比22%増の127 億円、営業損益は29 百万円の損失(前年同期は2.2 億円の利益)となった。15 年10 月に連結子会社化した薬ヒグチ&ファーマライズの寄与もあり2割超の増収だが、16 年4 月の診療報酬および薬価改定の影響、新卒採用・研修等の費用の増加もあり営業赤字を余儀なくされた。
調剤薬局事業の売上高は同4%増の102 億円、セグメント利益(全社費用等控除前営業利益)は同78%減の60 百万円。前期に出店・買収した店舗の寄与等から増収。診療報酬・薬価改定の影響に加えて、費用の増加もあり大幅な減益に。16 年8 月末現在の調剤薬局店舗数は、16 年5 月末比2 店増加、4 店減少の247店舗。開局から12 カ月以上が経過し前年同期との比較が可能な既存店218 店舗合計の売上高は、前年同期比2%減の93 億円。処方せん枚数は前年同期並みを確保したが、処方せん単価の低下が響いた。
物販事業の売上高は21 億円(前年同期は1.6 億円)、セグメント損益は67 百万円の損失(同40 百万円の損失)。薬ヒグチ&ファーマライズの連結子会社化により大幅な増収だが、ドラッグストア店舗の多くは採算改善の途上にあり損失が拡大。16 年8 月末現在の調剤を併設しない店舗数は2 店舗増加、1 店舗減少の61 店舗となった。

会社計画・当研究所予想とも変更なし
17/5 期の連結業績に関して会社側は、売上高が前期比7%増の520 億円、営業利益は同横ばいの8.1 億円、負ののれん発生益がなくなり純利益は同74%減の1.0 億円を計画。期初公表の計画を据え置いた。薬ヒグチ&ファーマライズの通期寄与から増収だが、診療報酬・薬価改定の影響で営業利益は伸び悩む見通し。
企業価値研究所予想の17/5 期の連結業績は、売上高が前期比8%増の524 億円、営業利益は同8%増の8.8 億円。1Q の業績は概ね想定どおり推移しており前回予想を据え置く。子会社再編や低採算・重複店舗の閉局・閉店による収益性の向上を見込み会社計画を若干上回る水準を予想する。
続く18/5 期は、売上高が前期比4%増の544 億円、営業利益は同11%増の9.8 億円を予想する。診療報酬・薬価改定の影響が一巡、既存店の回復を見込んだ。

 

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