星光 PMC <4963>海外での出荷好調と原料安により、利益面で上方修正

2016/09/13

海外での出荷好調と原料安により、利益面で上方修正
アップデートレポート
QUICK 企業価値研究所   伊藤  健悟

上期は数量増と原料安で大幅な増益に
16/12 期上期の連結業績は、売上高が前年同期比1%減の120 億円、営業利益が同72%増の11 億円となった。国内では、紙・板紙や印刷用インキの需要低迷が続いているが、この期間は生産量がほぼ前年同期並みとなり、同社の製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂の出荷も前年同期並みの水準を確保。中国では、既存大手顧客向けを中心に製紙用薬品の出荷が大きく増加した。また、化成品事業では、化粧品向けや電子材料向けなど幅広い用途で出荷が拡大。原料安に伴う製品価格下落と、円高による邦貨換算額の減少で売上高は連結全体で伸び悩んだが、数量増と原料安、合理化などの効果で利益は大きく増加した。

売上高は伸び悩むが、年間でも利益は順調に拡大へ
16/12 期通期の連結業績について企業価値研究所では、従来予想を売上高240 億円→237 億円(前期比4%減)、営業利益18 億円→20 億円(同55%増)へ修正する。円高と製品価格下落で売上高は従来予想を下回るものの、販売数量は各分野とも想定以上に順調に推移。下期は設備の定期修繕実施に伴う費用増などが見込まれるが、製紙用薬品など各事業とも前年同期比では利益の伸びが続き、年間で従来予想を上回る増益となりそうだ。会社側も、従来予想を営業利益で15 億円→20 億円へ引き上げたが、これを小幅上回る公算が大きいと考える。続く17/12期も、海外での数量増と合理化などの効果で順調な業績拡大が続こう。中期的には、既存分野での海外での一段の拡販や、銀ナノワイヤなど新製品の早期戦力化に期待したい。

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