シーアールイー<3458>開発案件の順調推移は想定内。当研究所予想を据え置き

2016/06/28

開発案件の順調推移は想定内。当研究所予想を据え置き
リサーチノート
(株)QUICK   細貝 広孝

3Q累計実績は物件売却の減少で大幅営業減益
16/7期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比42%減の116億円、営業利益が同78%減の5.2億円だった。主力の不動産管理事業では、マスターリース物件が引き続き高い稼働率を維持し、賃貸等収益はほぼ前年同期並みに安定的に計上されたほか、プロパティマネジメント(PM)の管理面積が堅調に拡大してPMフィー収入は増加した。ただ、開発物件のリーシングフィーの獲得を今期は4Qに計上する見通しであり、3Q累計ではリーシングフィー収入が減少し、同事業の売上高および営業利益は前年同期を下回った。また、物流投資事業では今期の開発物件の売却は4Qに予定していることから、3Q累計では物件売却収入が前年同期を下回って減収となり、営業損益は前年同期の黒字に対して今期は赤字だった。

通期の当研究所予想は据え置き。4Qに物件売却進捗で営業増益予想
16/7期通期の連結業績に関して会社側は、期初計画を据え置いた。売上高は346億円(前期比37%増)、営業利益は26億円(同9%増)を計画。会社側は、4Qに物件売却を見込むなか、当該売却物件のリーシングが進捗するなど、開発プロジェクトは順調に推移しているとの見方を示した。
16/7期通期の連結業績に関してQUICK企業価値研究所でも、売上高354億円(同40%増)、営業利益32億円(同33%増)の前回予想(16年5月)を据え置く。今期は4Qに物件売却が集中することから、3Q累計業績が大幅減収減益となったことは想定の範囲内。また、開発プロジェクトの順調な推移、物件価格の上昇などは織り込み済み。前年同期に比べて会社側の計画が保守的との見方も変えておらず、会社計画を上回る3割の営業増益予想を変えていない。
続く17/7期の連結業績に関しても、売上高428億円(前期比21%増)、営業利益39億円(同24%増)の前回予想を据え置く。前回予想時点では、17/7期における開発物件の会社計画開発面積は3万3388坪プラスアルファとされていたが、「ロジスクエア久喜II」(17年2月竣工予定)の開発着手がリリースされ、17/7期の開発面積は3万7603坪となった。当研究所の前回予想において、既発表3物件プラス1物件の開発を織り込んでおり、開発面積の増加はほぼ想定範囲内。当該物件売却収入を織り込んで増収増益を見込んだ前回予想を変えていない。

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