和田興産<8931>市況がやや軟調な中でも業績は安定的に推移しよう

2016/06/24

市況がやや軟調な中でも業績は安定的に推移しよう
ベーシックレポート
㈱アイフィスジャパン 堀部 吉胤

神戸市地盤の中堅マンションディベロッパー
神戸・明石・阪神間を中心とした地元密着の中堅マンションディベロッパー。神戸市の供給戸数は15年連続首位でマーケットシェアは20%程度。近畿圏でも概ね10位以内で推移。
30~50戸の中小型物件を中心に回転重視。不動産賃貸業を祖業とするため販売を外部委託しており、固定費の抑制により市況の変化に柔軟に対応できるようになっている。不動産賃貸事業はワンルームマンション中心で稼働率、賃料とも安定的。業績の安定度は比較的高い。

16/2期業績は概ね計画線で着地
16/2期決算は売上高289億円(前期比3.8%減)、営業利益29.3億円(同3.8%増)。主力の分譲マンションは、竣工が少なく引渡戸数が686戸(同79戸減)にとどまったが、大型高採算物件の「ワコーレシティ神戸三宮」(総戸数471戸)が牽引し、粗利益率が19.7%(同1.0pt増)と改善したことで概ねカバー。その他不動産販売の伸長、賃貸物件取得による不動産賃貸収入の増加により営業微増益を確保した。戸建分譲の不振などにより、売上高は計画を若干下回ったが、販管費の下振れなどでカバーし利益は計画を若干上回った。

17/2期会社業績予想は保守的だろう
17/2期会社業績予想は売上高320億円(前期比10.5%増)、営業利益28.5億円(同3.0%減)。マンションの引渡戸数は770戸(同84戸増)と回復予想だが、用地価格、建築費の上昇を受け、マンションの粗利益率が1pt程度低下見込みであることや、大型物件に係る販促費などによる販管費の増加により営業微減益予想。販管費の会社想定は保守的過ぎるとみられ、営業微増益が可能とみる。マンション市況は販売価格上昇を受けやや軟化している。これを受け、用地仕入れは慎重姿勢になっており、しばらく業績は横ばい圏で推移するとみる。

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